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<p>広い範囲で雨 1月として記録的大雨も 融雪災害に注意 関東は昼前後雨脚強まる(気象予報士 石榑 亜紀子)</p><p>【広い範囲で雨 1月として記録的大雨も 融雪災害に注意 関東は昼前後雨脚強まる】 きょう14日(土)、広い範囲で雨が降っています。雪の多い地域でも雪ではなく、雨が..</p><p>きょう14日(土)、広い範囲で雨が降っています。雪の多い地域でも雪ではなく、雨が続く見込みです。雪どけによるなだれや落雪など融雪災害に注意が必要です。関東も昼過ぎにかけて千葉県など沿岸部ほど雨が強まるでしょう。</p><p>北陸や東北も雪ではなく、広く雨が続く見込みです。雪の多い所では融雪による事故が発生しやすくなります。ここ数日、気温が平年より高い日が続き、なだれに巻き込まれる事故が相次いでいます。危険な場所には、決して近づかないようにしてください。 なだれの種類は2つ 雪が積もると、なだれが発生しやすくなります。なだれとは、斜面に積もった雪が、重力によって下に滑り落ちる現象ですが、種類が2つあります。 1つは「表層なだれ」です。これは、山に積もっている古い雪の上に、新たに積もった雪が滑り落ちる現象です。1、2月頃の寒さが厳しい冬の時期に、山の急斜面で発生しやすく、雪庇や吹きだまりができている斜面で多く発生します。 もう1つは「全層なだれ」です。こちらは、山に積もった雪が、全て滑り落ちる現象です。気温が上昇する春先に、雨が降った後や、フェーン現象などで気温が上がった時に多く発生し、斜面の上の固くて重い雪が、流れるように滑り落ちます。過去に雪崩が発生した斜面や、積雪に亀裂が入っている所では、特にご注意ください。</p>