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 1月13日はマラソン行程の2日目だ。エンプティクオーターのマラソンビバークからシャイバの間で185kmの競技が行なわれた。

 ちょうど昨日と逆回りのコースとなり、この日も昨日転倒を喫した柔らかい砂丘地帯が勝負どころだ。日野チームスガワラの日野600は、メカニックやスタッフの待つシャイバのビバークへひた走る。

文/トラックマガジン「フルロード」(日野チームスガワラSNSより)、写真/日野チームスガワラ・ASO

マラソン行程2日目はまたしても砂丘地帯

難関のマラソンステージを無事クリア! 日野チームスガワラはステージ12を終えて累積総合10位をキープ【ダカールラリー2023】
マラソン行程2日目のコースも柔らかい砂の砂丘地帯だった

 日野チームスガワラの日野600シリーズ(菅原照仁/染宮弘和/望月裕司組)はマラソン行程1日目のSS(競技区間)中に転倒を喫したが走行には問題なく、この日も得意の砂丘を快走。

 トラック部門総合10位の成績でゴールすると、この日までの累積順位でも総合10位をキープした。

 連続2日間をメカニックの整備や部品供給なしに走るマラソン行程はトラブルのリスクが高く、戦況に影響しやすい。今大会では「エンプティクオーター」と呼ばれるサウジアラビア南東部のルブアルハリ砂漠に設定されて、最大の難関となった。

 シャイバのビバークへ戻る2日目は、1日目とほぼ同じエリアを逆方向に走る。前日と同じく柔らかい砂の砂丘とショットと呼ばれる塩湖が路面の大勢を占めた。

ほぼノートラブルでシャイバのビバークへ

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望月裕司のシューズからこぼれる砂が砂丘地帯の苦闘を物語る

 日野チームはこの難関に冷静な走りで臨んだ。タイヤ空気圧をギリギリまで落としても越えられない砂丘もある状況で、何度かスタックを喫したが、途中2回冷却水の補給のために停まったものの、それ以外はトラブルなくゴールに到達した。

 その後は167kmのリエゾンを走ってシャイバのビバークへ。日野600が2日ぶりに帰着すると早速メカニックたちがダメージを受けた車体の補修や点検整備に取り掛かった。

 明日14日は北上してアル・ホフフへ向かい154kmの競技が予定されている。

チームメンバーのコメント

菅原照仁
今回の砂丘は今までにないむずかしさ。上るのも大変ですが、越えたあと急に落ちていたり、リスクの高いステージでした。エンジンは冷却水を足す頻度が高まりましたが、走りへの影響は感じませんでした。

染宮弘和
今日はスタックしたトラックを迂回したら一つ目のGPSポイントから遠ざかってしまい、戻るタイムロスを考えてパスしました。大変な砂丘でしたが、それ以外は全てクリアできました。

望月裕司
昨日転倒した際に配線を傷めたのか、ハイブリッドにエラーが出て使えなくなりました。水温上昇と補給のタイミングは油温と油圧を見てマネジメントしています。今日はSS中で2回補給しました。帰ってこられて良かったです。

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