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北九州市消防局に入職して6年目の消防隊員、江崎一織（いおり）（28）にとって印象深いのは、昨年夏、2階建て住宅のバルコニーで発生した火災の調査だ。 消防指令センターの指示を受け、上司の小隊長ら4人で現場へ。住人が既に火を消し止めていたが、江崎らの任務は消火ではなく、出火原因や延焼理由を…