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文芸における「詩」というものの価値や意味があまり理解できていなかった二十代前半の頃、古本屋で『現代詩手帖』という雑誌に出会い、なんとなく興味を持つようになったことをよく覚えている。 「自分の感受性くらい/自分で守れ/ばかものよ」という一節が有名な茨木のり子氏かと思うが、無教養な私…