【中国】「南京事件」から85年、習近平氏は追悼式典欠席

午前10時（日本時間同11時）に始まった式典で演説した蔡氏は旧日本軍の行為について、「人類の歴史において非常に暗い1ページだ」と指摘した上で、「中日国交正常化から50年、様々な分野での交流と協力が実を結び、両国の国民に重要な利益などをもたらし地域の平和や発展、繁栄を促進した」などと述べた。

式典には市民や政府関係者らが参加した。中国は2014年、12月13日を「国家哀悼日」に制定し、それまで地方政府が中心となってきた追悼式典を国家主催にした。習氏は80年の節目となる17年に式典に出席して以来、5年連続で参加を見送っている。

「南京事件」から85年、習近平氏は追悼式典欠席（写真=新華社・共同）

【上海=若杉朋子】中国は旧日本軍の南京占領から85年となる13日、南京市内の「南京大虐殺記念館」で犠牲者の追悼式典を開いた。習近平（シー・ジンピン）国家主席は5年連続で出席を見送った。最高指導部からは蔡奇（ツァイ・チー）氏が参加し、「新時代の要求にふさわしい中日関係を構築すべきだ」と述べた。午前10時（日本時間同11時…

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