12月13日(火)、アルファロメオF1チーム・オーレンは、チーム代表を務めるフレデリック・バスールが2023年1月にチームを離れると発表した。そしてスクーデリア・フェラーリは、2023年1月9日よりバスールがチーム代表兼ゼネラルマネージャーに就任することを明らかにした。
2017年に現在のアルファロメオF1の前身であるザウバーF1チームの代表に就任したバスールは、2022年シーズンまでの6年間にわたってチーム代表を務めた。2018年にはアルファロメオがタイトルスポンサーに就任し、チームはアルファロメオ・ザウバーF1チームとなった。
2019年からはアルファロメオ・レーシングとなり、2022年はベテランのバルテリ・ボッタスと新人の周冠宇を起用して、バスールが就任して以降の最高成績となるコンストラクターズ選手権6位という結果を残した。
11月末にはフェラーリがマッティア・ビノット代表の辞任を発表し、後任は2023年に決定すると発表していた。当初ビノットのフェラーリ離脱の噂が流れた際には、バスールが後任を務めるのではないかと言われていたが、その噂通りの人事になったということだ。
フェラーリのチーム代表に就任することが決まったバスールは、次のようにコメントを寄せた。
「チーム代表としてスクーデリア・フェラーリのリーダーシップを引き受けることを、大変嬉しく、そして光栄に思っている。モータースポーツに生涯の情熱を注いできた私にとって、フェラーリは常にレース界の最高峰を象徴する存在だった。スクーデリアの歴史と遺産を尊重し、世界中のティフォシにそれを届けるため、マラネロの才能豊かで真の情熱を持ったチームと仕事をすることを楽しみにしている」
なおアルファロメオは、今回の発表のなかで次のチーム代表については触れておらず、今後の発表を待つことになる。