◆「未把握の感染者が相当いる」と専門家
「元々の持病の状態が悪かった高齢者が、コロナ感染によるダメージで一押しされて亡くなっている」。新型コロナの重症・中等症患者らを受け入れる埼玉医科大総合医療センターの岡秀昭教授は、そう明かす。
現在はオミクロン株の「BA.5」から、新たな派生株への置き換わりが進んでいるが、病原性に大きな変わりはないとみられている。「致死率から逆算すると、把握できていない感染者が相当いる。死者が7波のピークより多くなっていることを考えると、感染者は間違いなく7波を超えている」と岡教授。第7波の1日当たりの新規感染者数のピークは約26万人(厚生労働省集計)で、今はそれを上回る過去最大の感染規模になっていると推測する。
政府は昨年9月下旬、感染者の「全数把握」を簡略化。若者など重症化リスクが低い人は医師らによる発生届の対象外となり、自治体の陽性者登録センターなどに自分で登録することになった。未把握の感染者の増加は、この変更による影響が大きいという。
厚労省のまとめでは、コロナ感染による累積死者数は今月9日に6万人を超え、12日現在で6万1281人。昨年12月2日に5万人を突破してから、1カ月余りで1万人増えた。昨年11月30日から今年1月3日までの全国の死者を年代別でみると、70代が17%、80代41%、90歳以上が34%で、70代以上が9割以上となっている。
◆高齢者施設でのクラスターが増加
高齢の死者が多い背景には、高齢者施設でのクラスター(集団感染)が増えていることがある。厚労省によると、昨年12月25日までの1週間で954件発生し、第7波のピークの850件を上回った。今月9日までの週でも722件で、高いレベルのままとなっている。
岡教授は「オミクロン株になって感染力が強まり、医療機関では全国的に院内クラスターが起きており、コロナ病床に限らず、受け入れ機能が低下している。今回の流行では、自宅や高齢者施設などで亡くなる高齢者が増えているとみられる」と話す。
一方、東京都でも全国と同様に死者のほとんどを高齢者が占める。60代以上の割合は第7波(昨年7?9月)では93.3%だったが、今年に入ってからは11日までの集計で97.0%となった。死者の高齢化の傾向がより強まっていることがうかがえる。
国立国際医療研究センターの大曲貴夫医師は12日の記者会見で「高齢者は重症化したり、亡くなったりするリスクが(それ以外の年代より)高い。まわりにいる人がワクチン接種を受けるなどし、高齢者にうつさないように注意をすることが必要」と語った。
◆高齢者は積極的にワクチン接種を
高齢者の死亡を抑えるには、ワクチンが一つの鍵だ。国際医療福祉大の松本哲哉主任教授(感染症学)は、高齢者の死者が増えている点に「接種率が伸び悩んでいることも影響している」と分析する。
首相官邸によると、オミクロン株対応ワクチンの接種率は12日現在で37.5%。高齢者(65歳以上)は63.5%と全体の中では高いが、92%を超える1、2回目の接種率に比べれば低くなっている。松本教授は「ワクチンは重症化予防効果があり、まだ打っていない高齢者は積極的に接種を検討してほしい」と呼びかけている。
東京新聞 2023年1月13日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/224899
※関連スレ
【新型コロナ】日本医師会「わからないこと多く、エビデンス持たず」 コロナ死者増加で ★4 [ぐれ★]
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1673571585/
引用元: ・新型コロナの死者数はなぜ急増しているのか…感染者の公表数は第7波ピーク超えていないのに [蚤の市★]
→ギリわかる
「コロナワクチンを打ってコロナ死が増えて他の死因はもっと増えた」
→ちょっと何言ってるかわからない
なんなのこの国
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