もっと詳しく

1980年代、高砂部屋に西サモア出身の南海龍という力士がいた。公募で集まった若者の中からスカウトされ、84年秋場所初土俵。87年夏場所で新十両、同年九州場所には幕内へ昇進した。 188センチ、150キロ。筋肉質で腕力も下半身も強く、大関、いや横綱も夢ではなかった。酒で大失敗を繰り返し、わずか4年…