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山中律雄『淡黄』 歌集後半で、僧職の著者は「命に係わる深刻」な病にかかったが、手術後回復に向かう。自然の豊かな秋田の地にて、生と死をしっかりと見据えつつ、味わい深い詠みぶりに心がうたれる第5歌集。<事なさず過ごす時間を愚かしくおもふは病拾ひし日より>(現代短歌社・3300円) 小塩卓哉…