【解熱剤や風邪薬がドラッグストアで品薄】中国人、沖縄でも大量購入

各社とも「本当に必要な人に届くよう環境を整えたい」と対応を急ぐ。

県内でドラッグストアの「マツモトキヨシ」を運営するサンエー（宜野湾市）の担当者によると、
解熱剤や漢方薬、鎮痛剤などは子ども用から大人用まで幅広く売れており、前年同期比で１４％伸びている。

県は昨年末、同時流行に備えて各家庭での市販の解熱剤や抗原検査キットなどの常備を呼びかけており、これに対応した動きとみられる。

加えて、新型コロナ急拡大に伴い現地にいる家族に医薬品を送ろうとする中国人の大量購入とみられる動きが県内でもあり、
一部の商品では「１人２点まで」などとする販売制限を行っている。

浦添市の「マツモトキヨシ経塚シティ店」では県の呼びかけ後、昨年末から総合風邪薬などの売れ行きが急増。
新型コロナの検査キットも売り切れ、入荷待ちの状態が続いている。

１０日には、来店した女性客が風邪薬のコーナーで空になった棚をのぞき込み、店員に在庫状況を尋ねる様子も見られた。

イオン琉球（南風原町）でも、昨年末から解熱剤や頭痛薬が売れており在庫不足の状況が続く。
抗原検査キットも前年同期比で増加したほか、体温計も品薄が続き、数量制限で販売している商品もあるという。

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1086713#:~:text=%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A

総合風邪薬のコーナー。品目によっては在庫不足も生じているという＝１０日、浦添市・マツモトキヨシ経塚シティ店