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1月25日より上演される舞台「オッドタクシー 金剛石(ダイヤモンド)は傷つかない」主役・二階堂ルイ役の小栗有以(AKB48)へインタビューを敢行!公演へ向けた意気込みや、共演者について語ってもらった。

 

――舞台『オッドタクシー 金剛石は嘘つかない』に取り組むにあたって、アニメ『オッドタクシー』をご覧になったそうですね。

 

 以前から、『オッドタクシー』が面白いという話は周りからも聞いていました。今回、この舞台をやるにあたってまず劇場版を観に行き、その後にTVシリーズも観ました。登場するキャラクターがどれも個性的で、しかも本職が声優の方だけでなく、いろんな方が声優をされていたので声も魅力的で。どのキャラクターにも隠されたストーリーがあって、それがあちこちに散りばめられているから、物語がすごく奥深い。その出来事が伏線になっていてだんだんつながっていって、最後に驚かされて。可愛い動物のキャラクターたちのミステリーにどんどん引き込まれていきました。多くの方に愛されている理由がわかりましたね。

 

――舞台『オッドタクシー 金剛石は嘘つかない』は、『オッドタクシー』の主要キャラクターであるアイドルグループ“ミステリーキッス”を主人公にしたスピンオフです。脚本を読んでいかがでしたか。

 

 私はこれまで、いくつかのドラマや舞台に出演させていただいた中で、アイドル役はやったことがないんです。現役アイドルのうちにアイドルの役を演じるのは面白いなと思いましたし、お話をいただいたときから楽しみでしたね。脚本を読ませていただいて、やっぱり同じアイドルとして共感できるところが多々結構ありました。どうしてここまでアイドル芸能界のことがわかるんだろうって驚いたぐらいリアルな部分もあったりして。そういったところは現役アイドルが演じるこの作品ならではの面白い部分だと思います。もちろん全部がリアルということではないですけど(笑)。

 

――小栗さんが演じる二階堂ルイは、事務所のアイドルオーディションを受けて合格し、ミステリーキッスの一員としてスタートを切ります。

 

 オーディションでの二階堂は物怖じせず堂々としていて、むしろ「私を見て」っていう感じですよね。私がAKB48のオーディションを受けたときはすごく緊張してしまって、二階堂みたいな堂々としている子に圧倒されてちょっと小さくなっていたんです。お芝居で二階堂を演じることで、私もあのとき自信を持ってやっていたらこうなっていたんだろうなって思いましたし、改めて自分のオーディションを思い出しましたね。二階堂みたいなタイプだけじゃなく、ちょっとダンスが苦手な子がいたり、オーディションっていろんな人が集まっているので、その様子も楽しんでもらえるんじゃないかなと思います。

 

――ミステリーキッスは小さな事務所の所属なので、決して華々しい芸能活動ではありません。そのあたりの苦悩も伝わってきますよね。

 

 メンバーの市村しほも三矢ユキも、最初は「負けたくない」っていう気持ちがあったと思うんです。けれど二階堂の実力を認めて、「この子についていこう」と思ったことで3人の中に絆が芽生えていく。そして一緒に喜んだり乗り越えたりしていくところは、ああわかるなって思いましたし、初心を思い出しました。そういうキラキラした中に、『オッドタクシー』らしい黒い部分が見え隠れするところが、やっぱり面白いんですけどね。

 

――演じられる二階堂ルイを、どんなキャラクターとして捉えていますか?

 

 二階堂ルイは、アイドルとして自分の見せ方をよくわかっている子だと思います。自分の考えや強い芯を持っていて、すごくかっこいい。アイドルとして真剣に取り組むところは私も同じだなと思いました。ただ二階堂ルイに足りないのは、愛嬌。芸人さんの番組に出させてもらっても愛想がなくて、『どうして私がこんな仕事をしなくちゃいけないの』って思ってしまうんですよね。でも強い心とアイドル性の高さで勝負していく二階堂は、やっぱりかっこいいなと思います。

 

 

――ツンとした二階堂ですが、交際しているホモサピエンスの馬場の前ではちょっと違う表情を見せますよね。

 

 二階堂ってずっと気を張っているんですけど、馬場さんに出会ってちょっと女の子らしい部分が見えますよね。私はこの作品の中で、馬場さんってすごく重要なキャラクターだと思うんです。芸人さんとしてはあまり売れていなくても、ひたむきに頑張っていて、そういう人だからこそ二階堂のことを癒やすことができる。馬場といるときにしか見せない二階堂の顔もあると思うので、そこをうまく表現できるように頑張りたいです。

 

――共演する濱岸ひよりさん(和田垣さくら役)、鈴木瞳美さん(市村しほ役)、山口乃々華(三矢ユキ役)さんからはどんな刺激を受けていますか。

 

 濱岸ひよりさんは今回の稽古で初めてお会いしたんですが、すごくふんわりしていて、みんなから愛される方ですね。私も一緒に、経験豊富なキャストの方たちにフォローしていただいています。和田垣さくらの役なので、他の3人とは違う動きをすることもあって大変そうですが、一緒に楽しくやっていきたいです。鈴木瞳美ちゃんは、以前アイドルフェスのときに「一緒に写真を撮ってください」って声をかけていただいたことがあるんですよ。ビジュアルはもちろん声がすごく可愛いので、ピュアな市村しほ役にすごく合っているなと思います。演出のなるせゆうせいさんから言われたことをちゃんとノートにメモしていたのが印象的でした。私は台本に書き込んじゃうタイプなんですけど、偉いな、私もノートを使ってみようかなって思いました。山口乃々華さんは舞台を何度も経験されていらっしゃいますし、すごく舞台慣れをされているので、わからないことがあるときは山口さんに聞いちゃいます。このセリフの言い回しどうしたらいいですかねって相談させてもらったり、他にも色んなことを教えてもらっています。すごく信頼できるお姉さんです。

 

――今回、舞台の中でミステリーキッスとしてのパフォーマンスがあるんですよね。

 

 そうなんです。しかもダンスの先生役としても出演する後藤健流さんが振り付けを考えてくださったんですよ。「普段は男性に教えることが多いから、女の子の振り付けは難しい」っておっしゃっていましたけど、すごく可愛い振りを考えてくださいました。オーディションで踊るダンスと、ミステリーキッスとして3人で踊るダンスがあるんですが、オーディションではクールにしなやかに。ミステリーキッスのダンスはすごくキャッチーで、観たら真似したくなるようなダンスです。アイドルとしてパフォーマンスするので、ミステリーキッスのときは私も笑顔で踊れると思います(笑)。

 

――俳優としての活動もされている小栗さんですが、舞台にはどんなやりがいを感じますか。

 

 私にとって舞台は団体戦というイメージです。みんなで一緒に、時間をかけて作っていくもの。試行錯誤するので大変なこともたくさんあるけど、最終的には達成感を感じられると思うので、そこを目指して頑張りたいですね。初日は、無事にできたという安心感があると思いますが、本当の達成感は千秋楽を終えた後だと思うので、その日まではプライベートでも二階堂を意識して過ごしたいですね。私が初めて舞台に挑戦したのは『マジムリ学園』という作品だったんですが、クールな役だったので、役に入り込み過ぎてしまい間違えて無視しちゃった事もありました(笑)。その後、そのメンバーには急いで謝りに行きました(笑)普段の私はつい口角が上がってしまうのですが、頑張って二階堂の表情作りから意識したいですね。

 

――舞台を楽しみにしているお客様に向けて、今の意気込みを聞かせてください。

 

 昨年、一度公演延期となってしまったので、待っていてくださったみなさんには本当に感謝しています。共演者のみなさん、スタッフのみなさんと心をひとつにして作り上げていきたいですね。小栗有以ではなく二階堂ルイとして見てもらえれば、普段の私とのギャップも楽しめると思いますし、『オッドタクシー』ファンの方たちに期待以上のものをお見せしたい。楽しみにしていただけたら嬉しいです。

 

 

■舞台「オッドタクシー 金剛石(ダイヤモンド)は傷つかない」■
舞台「オッドタクシー 金剛石(ダイヤモンド)は傷つかない」では劇中に登場するアイドルグループ・ミステリーキッス結成までの前日譚が描かれる。
誰もが認める圧倒的な可愛さと底知れぬ野心を持つセンター・二階堂ルイを演じるのは小栗有以(AKB48)。物語のキーパーソン、自分の欲求に正直で無邪気な性格の和田垣さくらを濱岸ひより(日向坂46)が演じる。自分に自信がなく、控えめな市村しほを演じるのは鈴木瞳美(≠ME)。そして、山口乃々華が天性の才能を持つ三矢ユキを演じる。

 

【あらすじ】
2019年某日。都内某所で新規アイドルメンバー募集のオーディションが開かれた。
あまたいる少女たちの中から選ばれたのは、二階堂ルイ、市村しほ、三矢ユキの3人。
「グループ名は、ミステリーキッスだ。」
それぞれの夢を持った彼女達はデビューを目指し、レッスンの日々を過ごすことになる。
しかし、楽曲提供をしてくれるはずの売れっ子プロデューサーは常にやる気が感じられず、不穏なSNSの裏垢はお互いにしか知らない情報を吐き出す。
「デビューを目指す」という同じ目標を掲げた仲間のはずなのに、3人の関係は少しずつ不協和音が響いていく。
そんな彼女たちを見つめる、もう1人の少女がいた。
オーディションに落ちた和田垣さくら。彼女もまた、譲れない夢を持っていた─。

 

★チケット一般発売中!
https://www.cnplayguide.com/evt/evtlst.aspx?kcd=109486

 

<公演概要>
原作:P.I.C.S.
脚本:此元和津也/伊達さん(大人のカフェ)
キャラクター原案:木下麦
演出:なるせゆうせい
オリジナル作品劇伴音楽:PUNPEE、VaVa、OMSB

 

【出演】
二階堂ルイ役 小栗有以(AKB48)
和田垣さくら役 濱岸ひより(日向坂46)
市村しほ役 鈴木瞳美(≠ME)
三矢ユキ役 山口乃々華

 

吉田宗洋、千葉瑞己、後藤健流、尾崎尉二、中村ヒロユキ、矢野たけし、青地洋、高橋雄一、榊原美鳳 /牟田浩二 /遠山景織子

 

(アンサンブル)
林奈央、松田恵利華、渡辺恵理

 

<東京公演>【会場】大手町三井ホール
日程:2023年1月25日(水)〜1月31日(火)
<大阪公演>【会場】COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
日程:2023年2月4日(土)・5日(日)

 

【チケット】(税込・全席指定)
特典付き:11,000円
特典無し:9,900円
※未就学児不可
※特典は非売品キャスト全員集合写真(2Lサイズ)になります。
一般発売日:12月20日(火)10:00〜
https://www.cnplayguide.com/oddtaxi/

 

【公演公式サイト】oddtaxi-stage.com
【公演公式Twitter】@oddtaxithestage  推奨ハッシュタグ:#oddstage #オッドタクシー
【製作】舞台小戸川交通パートナーズ

 

©P.I.C.S. / 舞台小戸川交通パートナーズ

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