もっと詳しく

自然の中をさすらい歩く「歩き旅」の愉(たの)しさを、フランスの社会学者にして人類学者の著者が、古今東西の著作の一節を引用して語りかける。歩きながら抱く幸福感。思い出が風景に反映し、風景は別の意味をもたらす……。気ぜわしい日常で見失った視点に気づかされる。広野和美・訳。