1月11日、日産自動車は1月14日に第1戦メキシコシティE-Prixを迎える2022/2023年ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン9の開幕に向けて、ドライバーのノルマン・ナトとサッシャ・フェネストラズのコメントを発表した。
新世代マシン“Gen3”の導入や、新たにインド・ハイデラバード、南アフリカ・ケープタウン、ブラジル・サンパウロ、アメリカ・ポートランドといった4つの都市が開催地に追加されたフォーミュラEシーズン9。
日本メーカーであるニッサンは、今季から桜の花をモチーフにデザインしたカラーリングのマシンとともに、単独チームとなる“ニッサン・フォーミュラEチーム”としてシリーズに参戦。ドライバーラインアップもナトとフェネストラズに一新してGen3新時代を迎える。
ニッサン・フォーミュラEチームの新エースとなったナトは、「シーズン9の開幕を心待ちにしていたよ。新しいマシンと新しいチーム、そして僕にとって初めてのサーキットだから面白くなりそうだ」と意気込みを語った。
「オフシーズンのトレーニングやバレンシアのテストを通じて準備は万端だし、自信もある。メキシコでのレースは素晴らしい雰囲気だと聞いているし、多くの熱狂的なファンの前でスタジアムを駆け抜けることを楽しみにしている」
また、日本のスーパーGTや全日本スーパーフォーミュラ選手権で活躍し、シーズン9からニッサン・フォーミュラEに加入したフェネストラズも「今週末に何が起こるかは誰にも分からないけど、間違いなく素晴らしいイベントになるだろうね」と期待を寄せた。
「Gen3マシンで幸先のいいスタートを切るためにしっかりと準備をしてきたし、フル参戦フォーミュラEドライバーとして初めてのレースを迎えることが楽しみだ」
「これからたくさんのレースが控えているから、初戦は力強く、速い走りをみせて、ミスを抑えるようにしていきたい。バレンシアでのテストの感触は良かったけど実際のレースは違う。シーズンを通じて経験を積み重ねていきたい」
そしてニッサン・フォーミュラEチームのマネージングダイレクターを務めるトマソ・ヴォルペも、シーズン9の開幕戦に向けて以下のようにコメントしている。
「バレンシアでのテストから今回のレースまで、限られた時間のなかでデータ分析とマシンの調整を行ってた。私たちはバレンシアで学んだことを実践し、マシンとシステムをスムーズに連動させることに集中している」
「メキシコシティE-Prixでもっとも大切なことは、各チームが新しいGen3マシンにどのように適応しているか、マシンやレースのペースをどうコントロールするのかを確認することだ。とてもワクワクしているし、いいスタートを切り、シーズンを通じて成長できるよう頑張りたい」