日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫っていく番組『ポツンと一軒家』。
12月11日(日)は、ゲストに若村麻由美と益田恵梨菜を迎えて放送される。
若村は「小学生の頃からずっと田舎暮らしをしたいと思っているんですが、番組を観ているとみなさんものすごく働いてらっしゃるでしょう…最近は私に田舎暮らしができるかな、と挫折しかかっています」と苦笑い。
佐賀出身の益田は「以前、番組で訪れた佐賀のポツンと一軒家が実家の近くだったんです。田舎育ちで自然が好きなので、将来は大好きな果物を育てながら暮らしたいですね」と笑顔をみせる。
秋田県の北東部、深い森を切り開いた中にポツンと一軒家を発見!
印象的なのは、所ジョージが「すごく丁寧に手を入れられた畑ですね」と語る四角く整備された美しい畑だ。
若村が「大根かしら?」と話すと、益田は「小学生の頃にみんなで芋掘りをした畑のことを思い出しました」と、美しい畑で育てられている作物に興味津々の様子。
左手には一面の田園風景、右手には清流が流れるのどかな道を抜けて最寄りの集落へ。そこで犬の散歩をしている男性に声をかける。
衛星写真を確認してもらうと、山奥に建つ一軒家に心当たりがあるよう。
しかし、「このあたりは今年(2022年)の8月の大雨であちこちに土砂崩れが起きていて通行止めになっているんです」とのこと。実は、8月にこの地域で観測史上最大雨量を記録した土砂災害が発生し、目指す一軒家への道も今なお一部通行止めになっているのだとか。
男性は「ここは本当に山奥で、私もここまでは行ったことがないんです」と語りつつも、山に入る手前にもうひとつ集落があり、そこで話を聞けば詳しいことがわかるかもとのこと。捜索隊はさらなる情報を得るために山に近い集落へと向かうことに。
生々しい土砂崩れの傷跡を残す森を越え、通行止めの看板を横目に小さな集落へと到着。そこで出会った男性に衛星写真を確認してもらう。すると一軒家の主人のことをよく知っているようだ。とても元気な80代の男性がひとり暮らししているそうで、家までの道のりを地図に書いてくれた。
捜索隊はその手書きの地図を頼りに集落から続く田んぼの“あぜ道”へ。用水路と田んぼに挟まれ、ただでさえ細くぬかるんだあぜ道に「これ車通れます!?」と捜索隊もおっかなびっくりで入っていく。
その先々では、崩落した土砂がいたるところに残っており、土砂災害の甚大さが伝わってくる。そんなあぜ道を抜けた先、ついにポツンと一軒家、そしてあの美しく整備された畑を発見する!
畑で作業をしていたのは86歳の男性。かつてはリンゴ農家だったそうだが、父の代のときに「これからはキュウリの時代だ」と、50年ほど前からキュウリ農家となり男性が継いだのだという。
捜索隊が話を聞いていくと、知られざるキュウリ農家の半世紀に渡る壮大な物語が!