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「もうお正月じゃないよね」 松の内を過ぎた連休の午前中。バス停から、女の子の声が聞こえてきた。若草色のデイパックを背負った子が、数歳年上の姉らしいひとに言っているのだ。正月が終わってしまったのがいかにも惜しい、という口ぶりである。 多くの子どもにとって年末から年始にかけての数日間ほ…