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大前純史・画序・楽翁の旅 三 (文・永井紗耶子) 掛川城主太田資始(おおたすけもと)は、定信(さだのぶ)とも懇意の間柄。しかし資始は江戸屋敷にいる。突然の来訪に応じてもらえるかと案じつつ、半蔵は先駆けて登城した。 「城下をお通りになる旨、当主より書状を受けております。どうぞご逗留(と…