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生まれて1カ月になる四男は、小さなベッドですやすやと寝ている。徐々に筋肉が動かなくなっていく先天性の難病だった。東北地方にある病院の一室は静寂に包まれていた。 付き添っていた母の奈菜さん(33)には、5歳で亡くなった長男の姿と重なった。長男も同じ病気で、介護の末、短い生涯を閉じた。 目…