NVIDIAでは2023年中にアッパーミドルレンジ向けモデルのGeForce RTX 4070とRTX 4060 Tiの投入を予定していますが、これら2モデルについて間もなく生産が開始される事が明らかになりました。
GeForce RTX 4070とRTX 4060 TiはAD104 GPUを採用へ。2月から生産開始し6月以降に発売へ
wccftechが独自に持つソースから入手した情報によると、NVIDIAではGeForce RTX 4000シリーズとしてAD104 GPUを採用するグラフィックカードを2モデル用意している事が明らかになったとのことです。
この2モデルはGeForce RTX 4070とRTX 4060 Tiになると見られています。
RTX 4070側にはAD104-251と呼ばれるGPUが搭載され、基板はPG141 SKU343と呼ばれる型番のものが採用されるようです。
RTX 4060 Tiについては過去にAD106 GPUが採用されると見られていましたが、今回wccftechが入手した情報によるとAD104-250 GPUが採用されるとの事で、基板もRTX 4070 TiやRTX 4070と同じPG141系列 SKU 345が採用されるとのことです。
このPG141基板はRTX 4070 Tiと同じであるため、AIB各社からはRTX 4070 Tiで使用した基板やGPUクーラーを流用可能となり追加の設備投資や開発費が低減され、コストダウンに有利な仕様になっています。
AD104-250 GPUについてはNVIDIAでは2023年2月後半に、AD104-251 GPUについては2023年3月後半にかけて量産が開始されるとのことです。
発売時期については現時点では確定はしていないものの、量産開始から販売開始までのリードタイムを考えると2023年5月に開催されるCOMPUTEX 2023近辺で発表し、2023年6月以降にRTX 4070とRTX 4060 Tiを順次発売するというスケジュールになると見られています。
NVIDIAではアッパーミドルレンジ帯のRTX 4070 Tiを1月に発売しましたが、より多くのユーザーが求めるミドルレンジに近いRTX 4070やRTX 4060 Tiについては早くても2023年中頃まで登場はしないようです。
RTX 3000シリーズではRTX 3060 Tiまでは2020年内に発売していた事を考えるとかなり遅い登場スケジュールになっていますが、NVIDIAではRTX 3060 TiにGDDR6X版を追加するなど販売テコ入れに苦慮しているようにも見えるのでもしかしたらRTX 3070やRTX 3060 Tiの売れ行きを見て、ここまで遅らせているのかもしれません。
今回のリークではRTX 4060 TiのGPUがAD106からAD104 GPUに変更される見通しとのことですが、当時出ていたCUDAコア4352基からスペックは変更されず単純にGPUをAD104にしただけという可能性があるのでまだあまり期待しない方が良いと思います。
すぐに買えるかは分かりませんが、新型PS5と言われている『CFI-1200』のエントリーがAmazonで開始されていますので、欲しい方は早めのエントリーする事がオススメです。
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