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 NTTインディカー・シリーズは、より持続可能なモータースポーツレーシングシリーズにの実現に向けた取り組みを新たに発表した。

 2023年3月初めにセント・ピーターズバーグで開幕を迎えるインディカー・シリーズ。シェルとの戦略的なパートナーシップを結び100パーセント再生可能な燃料でレースを実施。さらに2023年からは、レースショップからレース会場に移動する際、100パーセント再生可能なディーゼル燃料を使用していくことを発表した。

 また2022年8月のナッシュビルで行われたミュージックシティGPでお披露目されたサイドウォールにグリーン帯がペイントされた新スペックタイヤの導入を拡大していく予定だ。このタイヤは中米の乾燥地帯で育つ新たな天然ゴム資源のグアユールから作り出されたラバーをサイドウォールに使用している。

 サスティナブルな取り組みを発表する一方で、2024年から導入予定のエンジン仕様の変更も発表された。

 2024年から2.4リッターV6ツインターボエンジンにハイブリッドユニットを組み合わせたパワートレインを導入する予定だったが、その開発を一時休止することを発表。グローバルな部品サプライチェーンの影響で開発は遅れ、当初発表していた2023年導入予定を1年先延ばしにした2024年でも新エンジンの導入は厳しい状況となったようだ。

 インディカーは、新たにイルモア、シボレー、ホンダ・パフォーマンス・デベロップメントの協力によりハイブリッドエンジンプラットフォームの導入を進めている。この新たなハイブリッドモーターを現在も使用している2.2リッターV6ツインターボエンジンに組み合わせ、2024年から導入する予定だ。

 インディカーの代表を務めるジェイ・フライは、「NTTインディカー・シリーズがモータースポーツの世界で、より持続可能な未来に向けて導いていくために多くの進歩を遂げてきたことを誇りに思っている」

「ホンダとシボレーが供給している2.2リッターのインディカー・エンジンは、世界で最もコンペティティブなレースを提供してきた。2024年のハイブリッドエンジンパッケージは、現在のエンジンよりも馬力がアップし、さらにエキサイティングなレースをみせてくれるだろう」とコメントしている。