ジム・ケラー氏、Zen5の性能30%アップを示唆
AMDとIntelのチップアーキテクトだったジム・ケラーは、その後、他のプロジェクトや会社に移った。
しかし、これらの企業は、彼が設計に貢献したアーキテクチャに基づく最終的な製品開発を今ようやく開始したところであり、彼の遺産は生き続けている。
ケラーは現在、機械学習用のAIプロセッサの開発を引き受けたTenstorrent社の最高経営責任者(CEO)である。
ちょうど今週、Intelの元GPUチーフであるRaja KoduriがTenstorrentの取締役に就任したことが確認された。
一方、同社はインドでRISC-Vアーキテクチャに特化したイベントを開催したところです。
そこで、同社のチップを含むさまざまな製品設計を紹介するスライドを提示した。
それらは、AMD、Intel、NVIDIA、Amazonのシリコンを含む、データセンター向けの製品ばかりだ。Intel Xeneon」(これは明らかに間違い)などの製品の中に、SPEC2K17INT Rate 1テストでトップを走っているAMD Zen5を見つけることができます:
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ケラー氏は、AMD Zen5がまだ正式に発表されていないため、実際の製品名ではなくAMD Zen5を使用しています。
Zen4をベースにしたGenoaの後継機は8.84点で、現世代より30%高速になる。注目すべきは、Zen1(Naples)の2倍の速さである。
AMDはZen5が2025年に登場することを確認したが、同社はどのような製品が最初に登場すべきかを明確にすることはなかった。
新しいマイクロアーキテクチャは、最適化された性能と効率、新しいフロントエンドとワイドイシュー、AI向けの最適化を特徴とすると言われている。
AMDは、4nmと3nmのノードを使用するZen5アーキテクチャには、Zen5、Zen5 with 3D V-Cache、密度最適化Zen5cといった少なくとも3つのバリエーションがあることをほのめかした。
ケラー氏がどのアーキテクチャを使って予想したかは不明である。
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ソース:Videocardz.com – AMD Zen5 architecture gets performance projections from Jim Keller
解説:
Zen5はZen4の+30%の性能になる
どこの馬の骨ともわからないツイッターユーザーではなく、ジム・ケラー氏が予測しているということで、かなりいい線言っているのではないかと思います。
注意してほしいのはIPCではなく、クロックの増分も含めた性能と言うところですね。
クロックの増分も含めるとIPCは15%内外ではないかと私は予想します。
つまり、「数字から想像できるほど高性能にはならない」と言うところです。
ジム・ケラー氏もなかなかシビアですね。
Zen3からZen4になったときもかなり厳しい数字が並んでおり実際の製品はギリギリまでOCして、何とか今の性能になりました。
Zen5も割とそうなる可能性は高いのかなと思います。
Zen5が無理できそうにない理由の一つとしては当初3nmとされていた製造プロセスが4nmにトーンダウンしたところです。
これは物理的な問題なので仕方ないのかなと思います。
Ryzen 7000シリーズ(Socket AM5)
Ryzen 5000GシリーズAPU(GPU内蔵・Socket AM4)
Ryzen 5000/4000シリーズ低価格CPU
(Ryzen 5644BOX SilverはRyzen 5 4500です)
(AMD Ryzen 0510BOX SilverはRyzen 3 4100です)
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