F1は、2023年シーズンに行うスプリントの開催地を発表した。来年は開催数がこれまでの3から6に増えるが、F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリとFIAのモハメド・ビン・スライエム会長はこの動きを歓迎している。
2021年に導入されたスプリント(当初は『スプリント予選』の名称で実施)は、この2シーズンは年に3回開催されてきた。2年目の今年はポイントシステムやポールポジションの記録などが変更になり、2023年に向けてさらなる変更が検討されているということだ。
開催数の増加については、すでに9月に行われたFIA世界モータースポーツ評議会の電子投票で承認されている。2023年の開催地は、アゼルバイジャン(バクー・ストリート・サーキット)、オーストリア(レッドブルリング)、ベルギー(スパ・フランコルシャン)、カタール(ロサイル・サーキット)、アメリカ(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)、ブラジル(サンパウロ/インテルラゴス)の6箇所だ。
今回の決定についてドメニカリは、スプリントの実施に対してポジティブな反応を得ており、ファンにさらなるエンターテインメントを提供できると語った。
「F1のスプリントを開催した最初の2年間、我々はスプリントに対して非常にポジティブな反応を目にしてきた。オースティンで行うアメリカ初のスプリントを含む6回の開催で、ファンにさらなるアクションをお届けするのが待ち遠しい」
「スプリントの導入により、3日間のコンペティティブなレースアクションを含むレース週末が実現し、このスポーツのファンにさらなるエンターテインメントを提供するとともに、チーム、放送局、パートナー、開催地を含む重要な関係者にもさらなる価値をもたらしている」
またFIAのモハメド・ビン・スライエム会長も、開催数が6回に増えたことを前向きに捉え、楽しみにしているとコメントした。
「FIAとFOMの強固な協力、そして世界モータースポーツ評議会の承認のもと、2023年に向けて6つのスプリントイベントを発表できることを嬉しく思う。カレンダーに追加されたこのエキサイティングなイベントを楽しみにしている」