日本の水産資源が減った原因として挙がるのは、外国による乱獲、海水温の上昇などの理由がほとんどです。また魚種交代や、レジームシフトといった、もっともらしく聞こえる解説も散見されます。そこで、その本質的な原因をファクトベースでひも解いていくと、さまざまな矛盾が露呈してきます。必ずしも外国が悪いわけではないのです。
■ノルウェーは本当に「隣国に恵まれている」?
「ノルウェーとは違って、日本の周りには乱獲する国がある」。こうした趣旨のSNS投稿は、ノルウェー漁業の実態を知らないことに起因しています。
ノルウェーでは、サバ・ニシン、マダラなどをはじめ、海面漁業による漁獲量の約90%が他国と資源を共有している魚種です。しかし、ほとんどの資源状態は良好です。一方で、日本ではマダラ、シシャモ、イカナゴ、ハタハタをはじめ、ほとんど他国と共有していないのに、資源が激減している魚種(系統)が多数あります。
(略)
■イカを乱獲して他国に脅威を与えたこの国は?
ある国のイカ漁が新聞記事になっていました。
「地元に脅威〇〇イカ船団」「略奪に渦巻く非難」「根こそぎ包囲網に不安」「反感抑え紳士的警告」「ナイター並みの照明」「乱獲の反省と節度」「進出2年でもう不漁」「獲り過ぎかなと漁労長」
この記事の◯◯は、どこの国のことでしょうか? おそらく近隣の国々のことだと思う人が多いことでしょう。しかしながら、その〇〇に当てはまるのは「日本」なのです。ニュージーランド沖での日本のイカ漁に関する1974年の朝日新聞の記事でした。当時はまだ200海里漁業専管水域の設定前でした。このため、日本漁船は12マイルもしくはそれ以内の好漁場に入って漁ができたのです。
国際的な視点で漁業を見ると、国が変わるだけで、まさに「歴史は繰り返す」なのです。漁業の歴史を知らずに、外国が悪いと考えている人が少なくないのは残念なことです。しかし歴史を学べば唖然とすることでしょう。
水産資源を回復させるためには、歴史に学び安易な他国の非難はやめることです。そして科学的根拠に基づく資源管理を行うことです。他国で資源崩壊したケースも参考にして、国際的な枠組みを早急につくることが待望されます。
以下全文はソース先で
12/8(木) 5:01 東洋経済オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/d673db15ae1e22c0e56a80539e142709d6bead70
引用元: ・【東洋経済】「魚が獲れない日本」を外国のせいにする人の盲点 [12/8] [ばーど★]
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鯨が食べる魚が減らずに済んでいる
日本は圧力で捕鯨を止められていたから近海に鯨が増えて
鯨が食べる近海魚が減っていった
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