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<p>【クローズアップ科学】生物多様性の喪失がコロナ禍を招いたのか キーシング博士が読み解く</p><p>生物多様性の喪失がコロナ禍を招いたのか キーシング博士が読み解く 環境の危機に伴う生物多様性の喪失が現在のパンデミックの遠因とはなっていないのだろうか。</p><p>豪雨や水害、干ばつなどの気象災害や地球温暖化の影響をめぐる報道は連日続いている。では、環境の危機は感染症のパンデミック(世界的大流行)に影響を及ぼしていないの…</p><p>反応 2022年の国際コスモス賞を受賞したキーシング博士(花と緑の博覧会提供) 豪雨や水害、干ばつなどの気象災害や地球温暖化の影響をめぐる報道は連日続いている。では、環境の危機は感染症のパンデミック(世界的大流行)に影響を及ぼしていないのだろうか。つまり、環境の危機に伴う生物多様性の喪失が現在のパンデミックの遠因とはなっていないのだろうか。米バード大教授のフェリシア・キーシング博士(56)=生物学=は、生物多様性と人獣共通感染症の伝播リスクとの関係を解き明かし、2022年の「コスモス国際賞」に輝いた。なぜ生物多様性は必要なのか。キーシング博士が導き出した答えから見えるものとは何か。 人獣共通感染症のリスク</p>