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「地元に酒蔵がほしい」。福島県の最西端、新潟との県境に位置する只見町の農家たちのこんな思いから、ねっか(同)の米焼酎造りは始まった。過疎化が進む只見町では、稲作をやめる人も増えていた。農家を継ぎたいという若者もいるが、冬の間の仕事がないため、多くが町を離れていった。2010年ごろから…