全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権の鈴鹿合同テストは12月7日、11時〜13時の間でセッション3が行われ、野中誠太(TOM’S)が1分49秒896を記録し、全セッショントップで今季最後のテストを締めくくった。2番手には小出峻(TODA RACING)、3番手には平良響(TOM’S)が続いた。
12月6日にセッション1、2が行われたスーパーフォーミュラ・ライツの鈴鹿合同テスト。この日はスーパーフォーミュラの合同テストのセッション1〜2の間に2時間のセッション3が行われた。当初14台22名がエントリーしていたが、初日の午後にクラッシュした木村偉織(B-MAX RACING TEAM)は車両のダメージが大きく、セッション3では走行できなかった。
初日からのドライバー変更としては、TOM’S勢では古谷悠河に代わって36号車を小山美姫がドライブ。セッション2に続き、ヴラディスラフ・ロムコが37号車をドライブした。またB-MAX RACING TEAMは堤優威が4号車、澤龍之介が53号車をドライブしている。
鈴鹿でのテストも2日目を迎え、初めて鈴鹿でスーパーフォーミュラ・ライツをドライブしたメンバーも大きくタイムを上げており、小出、デビッド・ヴィダーレス(B-MAX RACING TEAM)、ヴラディスラフ・ロムコ(TOM’S)といったメンバーも上位につけていった。また気温も前日より低かったことからタイムも上がり、1分51秒台から上位は50秒台に入っていった。
そんななか、終盤に大きくタイムを上げたのはこのセッション3でセットアップのトライを行っていた野中。セットアップを戻してから行ったアタックで1分49秒896を記録し、全セッショントップタイムで終えることになった。野中は12月8日にはスーパーフォーミュラのテストも行う予定だ。
2番手につけたのは、初日はスーパーフォーミュラ・ライツのスピードに対応を進めていた小出で、2日間でしっかりと対応しFIA-F4王者の実力をみせた。3番手は平良だが、タイム差にやや悔しさをにじませた。
このセッション3をもって、2022年のスーパーフォーミュラ・ライツは全日程を終了した。2023年は開幕が5月と遅いが、その間各陣営では体制が構築されていくことになる。