【テレビ】Ｓｎｏｗ　Ｍａｎ冠番組がＴＢＳゴールデンに昇格へ　木村拓哉も後押し

ジャニーズ事務所のアイドルグループ「Ｓｎｏｗ　Ｍａｎ」のＴＢＳ系冠バラエティー番組「それＳｎｏｗ　Ｍａｎにやらせて下さい」（略称それスノ、日曜午後１時）が、ゴールデンタイム（Ｇ帯＝午後７～１０時）への昇格で調整されていることが、ＴＢＳ関係者への取材で分かった。金曜午後８時が有力。実現すれば、ジャニーズの元副社長、滝沢秀明氏（４０）の〝置き土産〟といえそうだ。

「それスノ」は、スノーマンがデビュー直後の２０２０年４月からグループの初冠番組としてネット配信された。配信のたびにアクセスが殺到。番組名はツイッターでトレンド入りした。

コアな支持を受け、２１年４月からＴＢＳ系の現行枠でスタート。人気メンバーの目黒蓮らグループの９人が、番組名よろしく「それ、やらせてください！」とばかりにさまざまな企画に挑戦する。

スノーマンは滝沢氏からテレビや映画の出演に猛プッシュされてきた。当の滝沢氏は昨年１０月いっぱいでジャニーズ副社長を退任。スノーマンのマネジメントからも離れた。

「タッキーが副社長時代、懸命に営業を重ねたおかげもあって、Ｇ帯にリストアップされる番組に成長した。タッキーの最後の〝置き土産〟といえるでしょう」（ＴＢＳ関係者）

ジャニーズではこれまで、ＳＭＡＰやＴＯＫＩＯ、Ｖ６、嵐の冠番組が民放各局のＧ帯やプライム帯（午後７～１１時）で放送されてきたが、スノーマンをはじめ「Ｋｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅ」や「ＳｉｘＴＯＮＥＳ」らはまだそこには到達していない。実現すれば、後輩グループとしては初のＧ帯となる。

スノーマンの冠番組が昇格候補として抜てきされたのは滝沢氏の営業努力だけが理由ではない。

「キー局では深夜帯や昼帯の番組がＧ帯に昇格するのが定番。でも、ＴＢＳではＧ帯に昇格できそうな番組がなかなか見当たらないのが現状です。『それスノ』の視聴者層は、ＴＢＳが重視するファミリーコア層（４～４９歳）と合致。だからＧ帯にリストアップされるのもうなずけます」（テレビ局関係者）

Ｇ帯昇格のフラグはあった。

昨年９月１３日午後１０時から「それスノ」の１時間特番が放送。番組初のプライム帯で、放送内容もファンや局内から好評だった。

まさかの展開もあった。ジャニーズの偉大な大先輩の木村拓哉が「それスノ」の８日放送にゲスト出演する。

「キムタクを担ぎ出して『それスノ』を盛り上げようと、制作サイドの意気込みがうかがえます」（前出ＴＢＳ関係者）

現在、金曜午後８時の「熱狂！１／３６５のマニアさん」は放送曜日・時間の移動で調整されている。

「ゴールデン、やらせてください！」。スノーマンの直訴が聞こえてきそうだ。

東スポWEB
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