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1988年に「江戸の音」(河出書房新社)という本を出した。34年も前のことだ。総合誌に「淫のはたらき」という三味線論を書いたところ、編集者の目にとまって「語りおろしで本に」ということになったのだ。聞き役の一人は詩人の平出隆さん、対談は故・武満徹さんが相手をしてくださった。とてもぜいたく…