夫の浮気で心を病むフワナ1世は、「カトリック両王」と呼ばれたカスティーリャ女王イサベル1世とアラゴン王フェランド2世の娘である。1504年に母親の王位を、16年には父親の王位も継いで、今日と同じ国土に君臨した。記念すべき初の「スペイン王」だが、その綽名(あだな)がスペイン語で「ラ・ロカ」…
夫の浮気で心を病むフワナ1世は、「カトリック両王」と呼ばれたカスティーリャ女王イサベル1世とアラゴン王フェランド2世の娘である。1504年に母親の王位を、16年には父親の王位も継いで、今日と同じ国土に君臨した。記念すべき初の「スペイン王」だが、その綽名(あだな)がスペイン語で「ラ・ロカ」…