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 2022年11月の米国LAショーでワールドプレミアされたスバルの新型インプレッサスポーツ。北米では2Lと2.5Lのガソリンエンジン2種類が設定されたが、日本仕様はクロストレックと同じ2Lマイルドハイブリッドのe-BOXERのみとなることが判明した。ボディサイズなどのスペックも合わせてお届けしよう。

本文/ベストカーWeb編集部、写真/SUBARU、加藤久美子

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■北米は2L&2.5Lガソリンだが、日本は2Lマイルドハイブリッド1本

新型クロストレックと同様、2Lマイルドハイブリッドのe-BOXER専用車となる新型インプレッサスポーツ

 新型は歴代で6代目モデルとなるが、搭載されるパワートレーンはクロストレックと共通の2Lマイルドハイブリッド、e-BOXERのみとなる。水平対向2L直噴DOHCのFB20型エンジン(145ps/19.2kgm)に13.6ps/6.6kgmのモーターを組み合わせる。レギュラーガソリン仕様なのは現行モデルと同じだ。

 現行モデルのインプレッサ2Lマイルドハイブリッド車のWLTCモード燃費は15.2km/L、JC08モード燃費が19.2km/Lとなっており、新型では多少ブラッシュアップされてくる可能性が高い。新型クロストレックのJC08モード燃費が19.3km/L、WLTCモード燃費が15.8km/Lとなっていることを鑑みると、ほぼ同じ数値となることが予想される。

 ちなみに、2022年12月11日をもって現行型インプレッサスポーツ&G4については新規注文受付を終了し、1.6Lエンジンの設定も現行型で終了となることが公式サイトでアナウンスされている。

 なお、現行モデルの納期については新規注文受付から1~3カ月と発表されている(2022年11月10日時点)。新型インプレッサでは5ドアHBのスポーツのみの展開となり、セダンのG4は設定されない。

現行型インプレッサG4。新型は5ドアHB車のスポーツのみとなり、セダンモデルの設定はなし

■間もなく国内でも発表か? 現行モデルとほぼ同じボディサイズをキープ

北米仕様の新型インプレッサスポーツRS。搭載されるのは最高出力182hpを誇る2.5L水平対向DOHCだが、日本仕様には設定されない

 新型インプレッサスポーツのボディサイズは全長4475×全幅1780×全高1515mm、ホイールベース2670mmとなり、現行モデルから全幅で5mmアップしているだけでほぼ同サイズとなる。最低地上高は135mmで、パワートレーンが共通の新型クロストレック(全長4480×全幅1800×全高1575mm、ホイールベース2670mm)の200mmからかなり低くなっていることがわかる。

 また、北米の新型インプレッサスポーツは駆動方式が4WDのみだが、日本仕様では4WDに加えて車重の軽い2WD(FF)も設定される。このあたりは新型クロストレックと同様の展開となるようだ。

 従来までは先にインプレッサが発表され、クロスオーバーモデルとなるXV(新型はクロストレック)が1年ほど遅れてデビューするという順番を踏襲していた。今回の新型インプレッサは歴代で初めてインプレッサが後に登場することとなる。

 スバルの量販モデルとして、先にデビューしているクロストレックと同じくスバルグローバルプラットフォームにフルインナーフレーム構造を採用し、現行型レヴォーグと同じく2ピニオン電動パワステを採用。

 さらに一部グレードでは11.6インチのマルチインフォメーションディスプレイも採用。もちろん、クロストレック同様に先進安全装備の新世代アイサイトを標準装備し、従来のステレオカメラに加えて広角をカバーする単眼カメラが追加されているのも同じだ。

 価格については、新型クロストレックが266万2000~328万9000円と発表されていることから、新型インプレッサスポーツについてもほぼ同等となる可能性が高い。

 現行モデルの2L、e-BOXER車の「2.0i-Lアイサイト」が256万3000円、同「アドバンス」が281万6000円なので、装備のグレードアップ分などから若干の値上がりとなるが、ほぼ同等と言っても差し支えないだろう。

 現行型の新規注文受付が2022年12月11日で終了するため、早ければ国内での新型インプレッサスポーツの発表も年内に実施される可能性もある。正式な販売は北米でも2023年春以降となっているので日本仕様も同様のスケジュールとなりそうだ。

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