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NVIDIAでは2022年10月21日にRTX 4000シリーズ最上位モデルのRTX 4090を、11月16日にはハイエンドモデルのRTX 4080を発売しましたが、RTX 4080については売れていない事から自然と値下がりが起き始めていますが、欧州では人気で入手困難なRTX 4090についても定価以下の値段での販売へ値下がりが行われ始めているようです。

NVIDIA GeForce RTX 4090とRTX 4080が欧州で5%値下げ。発売時の定価を下回る価格での販売に

NVIDIA GeForce RTX 4090 & RTX 4080 Receive 5% Price Cut In Europe, Now Available Below MSRP (wccftech.com)

NVIDIAが発売したGeForce RTX 4090とRTX 4080についてはRTX 4090が日本円では298,0000円、RTX 4080が219,800円が最低価格と非常に高価なグラフィックカードとなっています。

RTX 4090についてはRTX 3090 Tiを1.5倍近く上回る性能であることから、性能を追求する自作PCユーザーから支持を集め発売後すぐに売り切れる状態となっていました。一方でRTX 4080についてはRTX 3090 Tiより20%上回る程度の割には価格が高く、発売日は売れ残りその後もあまり売れていないという状況から発売2週間程度でセールの対象になるなどRTX 4090とは対照的に人気が無いグラフィックカードとなっています。

しかし、NVIDIAでは人気の無いRTX 4080に加え、人気で品薄のRTX 4090について欧州のNVIDIA公式ストアで販売するFounders Edition (FE)について発売時から約5%ほどの値下げを実施している事がフランスのテック系サイトCowcotlandより明らかになっています。

NVIDIAの公式サイトで販売されているGeForce RTX 4090については発売当初は1949ユーロで販売がされていましたが、現在は約5%値下げとなる1859ユーロでの販売が行われています。

RTX 4080についても発売当初は1469ユーロでしたが、5%値下げとなり1399ユーロでの販売となっています。

NVIDIA GeForce RTX 4090とRTX 4080の値下げは為替が原因。日本でも近々値下げする可能性

今回、欧州で行われた値下げについては為替相場が原因と3DCenterが指摘しています。実際にRTX 4090やRTX 4080が発売されていた10月、11月頃は1ドル0.98ユーロで為替相場が推移していましたが、12月5日現在では1ドル1.05ユーロと5%を超えるドル安ユーロ高となっています。

実際にアメリカではRTX 4090やRTX 4080についてはブラックフライデーセールなどで安くで販売がされる事はありましたが現在はRTX 4090 FEが1599ドル、RTX 4080 FEが1199ドルで販売がされています。

なお、為替相場で言うと日本も10月、11月の頃には1ドル145円越えの円安で推移していましたが、2022年12月5日現在は1ドル135円と円高が進んでおり、RTX 4090やRTX 4080の販売価格における為替レートの1ドル185円から大きく乖離している状態となっているため、近い内に欧州のように値下げが行われる可能性もあります。

 

RTX 4090について欧州では未だに入手困難な状況のため、為替相場が変わったとしても販売価格を下げる理由はあまり無いのですが、恐らくRTX 3000シリーズの時に値段を維持しすぎて在庫が積み上がりすぎた経験から為替相場を即時に反映して値下げを行ったとも考えられます。

日本でも円高傾向のため、値下げを行う事も可能と考えられますが、一方でいつ為替が変わるか分からないからというロジックで今の1ドル185円と言う販売レートを維持してくる可能性もあります。ただ、どちらかと言うと、RTX 4090やRTX 4080については為替相場の変動もありますが、Radeon RX 7900 XTXなどライバルが登場するため、今後値下げ方向に向く要因は数多くあるため焦って買わずに様子を見ておいた方が良いかもしれません。


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