2023年シーズン、ウイリアムズからF1デビューを果たす新鋭ローガン・サージェント。彼のF1ドライバーとして初めての走行の様子をウイリアムズが公開した。
2000年生まれのサージェントは2021年末にウイリアムズ・ドライバー・アカデミーに加入し、2022年シーズンをFIA F2で戦った。アメリカGPの週末にはスーパーライセンス取得を条件にF1昇格が発表され、ランキング4位でシーズンを終えた彼は無事にそのシートを射止めた。
今回の動画には、2022年11月にアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われたピレリのタイヤテストに参加したときの模様が収められている。サージェントにとってはレギュラードライバー契約を結んでから初めての走行となった。
真新しいウイリアムズのスーツに身を包んだ彼は、エンジニアと熱心にコミュニケーションを取り、少し緊張した面持ちでマシンに乗り込んだ。この日サージェントは無事に82周を完了し、F1キャリアの最初の1ページを刻んだ。
アメリカ生まれの彼は12歳の若さでヨーロッパに渡った。FIA F3時代には資金難でキャリアの危機に陥ったこともあり、「これまでは長く辛い道のりだった」と過去を振り返る。
苦難を乗り越えF1にたどり着いたサージェントは「これからも絶え間ないハードワークが続くことになるけど、準備はできている」と静かに語り、いっそう気を引き締めた。
Logan Sargeant’s F1 journey begins now!