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 1月4日、ソニーはアメリカのラスベガスで開催されたCES2023のプレスカンファレンスで、2023年秋の公開予定で、プレイステーション向けソフトウェア『グランツーリスモ』シリーズの実写映画『グランツーリスモ』を制作していることを発表した。

 いまや世界中でグランツーリスモ出身のドライバーがリアルのレースで活躍するなど、モータースポーツ界にも大きな影響力をもつグランツーリスモシリーズ。その世界をもとにした映画が、2023年秋に公開されることになった。

 映画は現在撮影中で、監督はニール・ブロムカンプ、出演はアーチー・マデクウィ、オーランド・ブルーム、デヴィッド・ハーバーが明らかにされた。気になるのはその内容だが、グランツーリスモとニッサン/ニスモが2010年近辺からスタートさせた『GTアカデミー』が舞台となるという。バーチャルで見出されたドライバーたちが、リアルのレースでステップアップしていったプログラムだ。

 アーチー・マデクウィが扮するのは、GTアカデミーからGT4、GT3レースと戦い、フォーミュラもドライブしたほか、来日しスーパーGT参戦も果たしたヤン・マーデンボロー。「実話をもとにしたストーリー」、「胸躍るアクション」、「ドラマ、ラブストーリー」、「そして迫真のカーレース」が盛り込まれているというが、どんな内容になるだろうか。

 グランツーリスモシリーズを手がけるポリフォニー・デジタルの山内一典代表取締役プレジデントは、この映画公開に向けて「グランツーリスモはこの25年の歴史のなかで、自動車業界、ビデオゲーム業界のなかでもそれなりのブランドになったと思っていますが、映画になることで、これまで自動車業界の皆さんだけが知っていたグランツーリスモというブランドが、より一般の皆さんに伝わる良い機会になると思っています」とコメントを寄せている。