2023年新春、吉川愛が主演を務める新感覚胸キュンドラマ『やっぱそれ、よくないと思う。』が放送されることが決定した。
ドラマや映画、そしてCMなど、話題の作品に数々出演し続け着実に女優としてのキャリアを積み上げている吉川愛。
そんな吉川が本作でテレビ朝日ドラマ初主演を務めることに。
ストリーマーになりたいと動画制作をはじめるも再生数に伸び悩み、思案の末にドッキリ系のドキュメンタリーに手を出してみるという、まさに“イマドキ”な女の子・上新井田みどりを演じる。
「今まで誰とも付き合ったことのなさそうな男にかわいい女の子をアプローチさせてみる」という無茶な企画を打ち立てた仲間に乗せられ、自らが被験者となった上新井田。その美貌を武器にモテない男・石橋渉に近づき、交際をはじめることになるのだが…。
石橋を騙して恋愛をすることに、しだいに罪悪感を抱くようになっていく上新井田。価値観がまったく異なる者同士の嘘から始まった恋愛は、やがて本物の恋へと発展していき…!?
◆注目の若手俳優が織りなす恋の物語
そして、吉川演じる上新井田と“嘘の恋愛”をすることになるドッキリのターゲット・石橋渉役に岡山天音。吉川に騙され、嘘の恋愛をはじめる冴えない男を好演する。
上新井田とともに3人組ストリーマー『ポン・ポコ・ピー』として活動する園木佳奈と池照海を演じるのは、久保田紗友と井上祐貴。再生数に悩む若きストリーマーを軽妙なテンポで演じる。
また、今作の脚本を手掛けるのは、ソフトバンクモバイル『ホワイト家族』シリーズなど、話題のCMを世に送り出し続けてきた大ヒットCMプランナー・澤本嘉光。演出はCMディレクター・伊勢田世山が担当する。
そして、主題歌は四国・愛媛発の男女ツインボーカルパンクバンド・LONGMANが本作のために書き下ろした青春ラブソング『愛を信じたいんだ』に決定している。
◆吉川愛(上新井田みどり・役)コメント
最初に台本を読んだときは、ほんわかするコメディーで“イマドキ感”があるお話だなと思いました。どんな空気感になるのか、イメージは湧きづらかったのですが、何回も読んでいると楽しくて、本番当日が楽しみでした。
私が演じる「みどり」は、根はいい子で周りのことを意外と見ている女の子。でも(岡山天音さん演じる)石橋くんにキツすぎると根っからの悪い子の印象になってしまうと思い、その態度などは気をつけつつ、いい塩梅を探りながら挑んでいました。
岡山さんはじめ、久保田紗友さん、井上祐貴さんとは、最初はどう話したらいいかわからなかったのですが(笑)。ロケをしているうちに打ち解けていき、お弁当を一緒に食べたりするように…。
演じている私たちもすごく楽しみながらできましたし、笑えたり、胸がギュッと熱くなったりできるおもしろい作品です! ぜひ楽しんで見ていただけたらうれしいです。
◆岡山天音(石橋渉・役)コメント
台本からとてもポップで楽しい世界が広がっていたので、最初に読んだときからそこに思う存分乗っかりたいと思いました。
エンターテインメント的な仕掛けもたくさん散りばめられて、それが世山監督の演出によってよりアトラクション度を増した作品になる気がしています。
本来なら交わらなかったであろう人生たちが、ひょんなことから交差し、少しずつ心と心が近づいて行くお話はやはり美しく、あらためて好きだなと感じました。
僕が演じた石橋は、不器用で平均的なことを成せない性質を持った人。ただ、それ以上に無垢な心や、彼固有の世界を持っているとても魅力的な人だとも思います。みんなができることができなくても、それに一体何の問題があるのかと思わせてくれるようなキャラクターで、簡単に語れる肩書きや表面的なものよりも、1人の人として、その人を見つめる大切さを役から教えてもらいました。
吉川さんが演じられた上新井田さんは、僕が演じた石橋とは対局に位置するキャラクターでしたが、吉川さんからは石橋みを感じました。現場で、なんとないお話をさせていただきましたが、彼女自身の世界観を持っていて、お話を聞くのがとても楽しかったです。
久保田さんと井上さんのストリーマーっぷりが個人的にはとてもツボです。お2人の力でドラマがとても華やかなものになっていて、僕の居ないお2人のシーンを観るのが今から楽しみです。
最近、コストをかけずに1人で過ごすことを選択している人が増えている気がします。そこにも喜びや豊かさはあると思うのですが、今作は人と交わることもおもしろいよと教えてくれている気がします。
傷付いたり、傷付けたり、一見ストレスの多い他者との交流も、そこでしか知り得ない体験というものがある気がしています。シンプルに観て楽しんでいただける作品だとも思いますが、そういったメッセージまで届いてくれるとうれしいなと思います。
◆久保田紗友(園木佳奈・役)コメント
脚本を読ませていただいたとき、なんともシュールな世界観と登場人物全員が愛おしかったので、世山監督の演出と掛け合わせられるとどのような作品ができるのかとても楽しみになりました。
私が演じた園木はその中でも自由に立ち回ることができる、型にはまらない役で、こういう役を今まで演じたことがなかったので、今回どれだけ“遊べる”かが楽しみであり、ぜひトライしてみたいなと思いました。
園木は動画配信制作に誰よりも貪欲で映像ヲタク、動画配信で売れるためなら手段を選ばない、自分のファッションに関してもこだわりの強い女の子です。私が何役で出演しているのかわからないくらいなところを目指して演じさせていただきました(笑)。
演じる上で吉川さんと井上さんとのチームワークやテンポ感は大事ですが、とくに井上さんとのコンビネーションが重要だったので、お互いどのように芝居をするかは常に相談しながら撮影を進めていきました。
井上さんとは今回2度目の共演ということもあって、とてもお芝居しやすかったです。吉川さんは冷静さと可愛らしさが両立している方で、撮影日数がそこまであったわけではないので、もう少しお話ししたかったのが心残りではありました。岡山さんとは今回3度目の共演でしたが、ストイックさに毎回刺激を受けます。今回は終始岡山さん演じる石橋の動きのキュートさにほっこりさせていただきました。
新しい形のストリーマーのドラマができたと思います。そして、皆さんが今までイメージしていないような久保田紗友をお見せできる作品になったかと思います。
とにかく無茶なことが起こるドラマですが、コミカルで、クスッと楽しんでいただける部分もありつつ、さまざまなことが以前よりも気軽に発信しやすくなった現代で、あらためて人として大切な感覚を考えるきっかけになってくれればうれしいです。ぜひたくさんの方に観ていただきたいです!
◆井上祐貴(池照海・役)コメント
動画配信が題材というとても現代的な内容の作品で、ストリーマーだからこその発想からなのか、言動もやはり独特で…。脚本の中のキャラの濃い人たちを皆さんがどのように演じられるのかなあと考えると、一緒にお芝居をするのがとても楽しみでした。
僕が演じた池照は自信家なお調子者です。なんだかんだ、自分なら自分たちならいけると本気で思って生きてきた男の子。それが動画配信をはじめて人生初の大きな壁にぶち当たる。でも苦戦しながらも楽しんで取り組む姿勢も池照だなと思いながら演じました。
拘った点としてはサムネイルの撮影。ポンポコピーメンバーとの距離感も絶妙なサムネイルになっていると思います。オンとオフの差が激しい池照に共感しながら演じていたのでとても楽しかったです。
吉川さんはとても気さくでお話ししやすい方でした。好きな音楽の話になるとわかりやすくテンションが上がっていた印象です。岡山さんは出演作の監督に共通する方がいたりして、お仕事の話をすることが多かったです。舞台の話や映画の話をすることが多かったですが、もっと色々聞けばよかったなぁと思っています。
久保田さんはサウナにハマっているらしく、久保田流サウナの極意を熱心に語っていました。僕もよくサウナに行くので、それを聞いたときに人によっていろんな入り方があるんだなと思いました。
再生回数が全然伸びない“悩める若きストリーマー”たちの青春物語。とても笑えてそして泣けてときにキュンとします。
3人が起死回生のために考えた“ドキュメンタリー風企画”がどういう結末を迎えるのか――ぜひ楽しみにしていただきたいです。
◆脚本・澤本嘉光 コメント
まったく静かじゃないドラマです。でも「こんなドラマがあってもいいなあ」というドラマのひとつになっているかなと思います。
岡山さんの演技が壮絶におもしろくて。吉川さんのセリフがあまりにエモくて。それを若い伊勢田世山監督にかなりポップなアトラクションに仕上げてもらえています。やっぱり、まるで静かじゃないドラマです。なのに不思議と泣きそうになったりします。
なので、気軽に「やばい、つい間違えて見ちゃった」って感じで見始めてください。大丈夫、人生は間違えだらけなので。間違えたときには「それ、やっぱよくないと思う」と自分に言えばいいと思います。