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統一地方選の前半戦は投票日まで残り5日となった。競馬でいう“第4コーナー”と言える段階だが、大手メディアや政党が先週末(1、2日)行った情勢調査の数字が永田町関係者の間で出回っている。

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大手メディアの数字についてはこの週末から報じられている情勢記事である程度うかがえる。前半戦の注目選挙といえば大阪ダブル選と、保守分裂で突入した徳島、奈良の県知事選。このうち大阪については複数の報道機関が合同で行った調査で、大阪府知事選では大阪維新の会代表の現職、吉村洋文氏が他を圧倒しているのは言わずもがな。

大阪市長選については、知名度不足から反維新勢力が多少はつけ入る隙があると言われたが、蓋を開けてみれば、維新新人の横山英幸氏が有利な戦いを展開。前自民市議の無所属新人、北野妙子氏に倍以上の差をつけて独走体制のようだ。このままの情勢であれば、知事選も市長選も9日午後8時過ぎに当確が出そうだ。

これとは別に大手通信社が行った調査では、保守系3陣営が乱立した徳島県知事選で、前自民党衆院議員の後藤田正純氏が現職の飯泉嘉門氏、前自民党参院議員の三木亨氏を抑え、頭一つ抜け出した。

そして今後の中央政界への影響を与えそうなことで結果が注目される奈良県知事選。こちらについては各社の報道と同様、維新公認の元生駒市長、山下真氏が一歩リード。高市早苗氏が推す元総務官僚で無所属の平木省氏が追い上げる。自民県議らが支援する現職の荒井正吾氏は伸び悩んでおり事実上脱落した。

そしてもう一つ、政党の調査と思しき数字も出回っており、これを見てみるとなぜ維新が強いのかが意外な傾向がうかがえる。

維新公認の山下真氏(左)と高市氏が推す平木省氏
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