AMDが2022年12月に発売をしたRadeon RX 7900 XTXにおいては一部のリファレンスモデルにてGPU温度が許容値の110℃に到達しパフォーマンス面で悪影響が出るという問題について影響は数千台に渡る事が明らかになると共にAMDがこの問題について公式発表を行いました。
問題を抱えるRadeon RX 7900 XTXのリファレンスモデルは数千台規模。AMDが公式発表も具体的な解決策は検討中。
AMDのRadeon RX 7900 XTXについてはリファレンスモデルであるMade By AMDモデル(MBAモデル)について一部でGPUホットスポット温度が110℃に達し、パフォーマンスに悪影響が出るという問題が発生していますが、この問題についてAMDが公式発表を行いました。
We are working to determine the cause of the unexpected performance limitation of AMD Radeon RX 7900 XTX graphics cards. Based on our observations to date we believe the issue is related to the thermal solution used in AMD’s reference design and is occurring in a limited number of cards sold. We are working to resolve this issue for the affected cards. Customers experiencing this unexpected limitation should contact AMD support.
日本語訳:
AMDではRadeon RX 7900 XTXのパフォーマンスが落ちる問題について一部のリファレンスモデルの冷却系に問題がある事が明らかになりました。我々は影響を受けるグラフィックスカードについて対策を検討中ですが、既に問題が発生しているお客様についてはAMDのサポートまで連絡いただくようにお願いいたします。
AMDではRadeon RX 7900 XTXについて冷却系(GPUクーラー)に問題がある事を認めたものの現時点では対応策など詳細については現在は検討中のようです。
このAMDの発表では影響範囲など詳細は明らかにされていませんでしたが、ドイツのIgor’s LABがAIBなど各社より情報を集めた結果、影響を受けている台数は数千台規模に及ぶなど問題は想像以上に規模が大きいようです。
Igor’s LABによると、Radeon RX 7900 XTXの高温問題はRX 7900 XTXが発売されて間もない頃に既にAMDやAIBは問題について認知していたようで、どのように発表するかなど検討していたようです。その結果、2023年1月3日に発表を行う事が決定されたものの、発表自体は現地時間1月4日に延期がされたようです。
RX 7900 XTXが高温になる原因についてはGPUクーラーに内蔵されているベイパーチャンバーに問題があるようで、その影響範囲は4~6バッチ、台数にすると数千台規模に及ぶようです。また、このベイパーチャンバーの問題はGPUホットスポット温度が110℃に到達するだけではなく、GDDR6の温度が許容範囲を超える110℃に到達してしまう例もあるようです。
AMDではRadeon RX 7900 XTXについてGPUホットスポット温度が110℃に到達するなどの不具合に見舞われたユーザーにはAMDサポートに連絡するように発表はしていますが、既に問題を報告した一部顧客に対しては返金やRMA(保証交換)などの対応を始めているようですので、同じ様な症状に見舞われている方は購入店やAIBサポート窓口やAMDの発表の通りAMDサポートなどに連絡する事をおススメします。
すぐに買えるかは分かりませんが、新型PS5と言われている『CFI-1200』のエントリーがAmazonで開始されていますので、欲しい方は早めのエントリーする事がオススメです。
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