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日産サクラ&アリア やっぱり気になる!? 最新EVの加速性能を雨の中プロドライバーが検証!!!

 昨年(2022年)5月に日産から発売され、日本カー・オブ・ザ・イヤーまで受賞した軽EVサクラ、同じピュアEVのアリア。最新EVの加速性能をレーシングドライバー山野哲也がテスト!!!

※本稿は2022年11月のものです。記録はウェットコンディションでのものであることをご了承ください
文/山野哲也、ベストカー編集部、写真/日産、ベストカー編集部 ほか、撮影/池之平昌信、平野 陽
初出:『ベストカー』2022年12月26日号

■雨の周回路での動力性能や、いかに!?

日産の最新EVであるアリア(左)サクラの動力性能をチェック!!!

 最新のEVの動力性能はやっぱり気になる。軽EVのサクラと、日産渾身のアリアだ。

「サクラは面白い! 軽自動車とは思えない上質な乗り味が新鮮。スタートダッシュはアクセルを踏んだ瞬間、ポン! と飛び出して、出だし50km/hまでが特に速い。

よりパワフルなモーターを搭載するアリアは、あえて過剰な加速を抑える制御になっているのだろう。50m加速のタイムを見ると3秒416で、3秒385のサクラが先行する。

アリアは40km/h付近からの加速が伸びやかで気持ちいい。いかにもEVという、切れ目のない、息の長い加速が味わえた」

と山野氏。

日産サクラはレーシングドライバー山野哲也氏からも好評だった

 サクラは1000m地点付近でメーター読み140km/hに達しリミッターが作動。

 そのままアクセルを踏み続けると、速度を維持しながら周回路を1周走り切る。直進安定性にも不安はない。

 実測133.88km/hだったが、新東名などの120km/h区間も余裕をもって巡航できる実力だと山野選手。

 アリアはメーター読み177km/hでリミッターが作動。実測値は166.47km/hをマークした。

 こちらも雨の周回路を余裕を持って巡航できたとのこと。

●日産 アリア B6
・全長:4595mm
・全幅:1850mm
・全高:1655mm
・ホイールベース:2775mm
・車両重量:1920kg
・バッテリー:リチウムイオン 352V/66kWh
・モーター出力:160kW(218ps)/5950-13000rpm
・モータートルク:300Nm(30.6kgm)/0-4392rpm
・WLTCモード電費:166Wh/km
・1充電あたり航続距離:470km
・サスペンション:(F)ストラット(R)マルチリンク
・タイヤサイズ:235/55R19
・車両価格:539万円

●日産 サクラ G
・全長:3395mm
・全幅:1475mm
・全高:1655mm
・ホイールベース:2495mm
・車両重量:1080kg
・バッテリー:リチウムイオン 350V/20kWh
・モーター出力:47kW(64ps)/2302-10455rpm
・モータートルク:195Nm(19.9kgm)/0-2302rpm
・WLTCモード電費:124Wh/km(9.0km/kWh)
・1充電あたり航続距離:180km
・サスペンション:(F)ストラット(R)トルクアーム式3リンク
・タイヤサイズ:155/65R14
・車両価格:294万300円

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