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「熱誠を伴わない雄弁は聴くに価しない」と述べたのは、明治期の自由民権運動に若くして身を投じ、後に「議会政治の父」と呼ばれた尾崎行雄である。熱誠は「熱情から出るまごころ」をいう。「根源をなすのは人格、品性、確信」と説いた▲「確信なくみだりに演壇に立ち、みだりに扇動、教唆に努めて成功…