Intelでは2022年秋以降にコンシューマー向けCPUを含む、WiFiやチップセットなど幅広い製品に対して値上げを実施する予定でしたが、まもなくAlder Lake-Sなども値上げが実施される事が確実になったようです。
Intelの第12世代CPU、Alder Lake-Sが2023年から10%値上げへ。Raptor Lake-Sも値上げ。
Intelについては2022年7月に同年秋以降にコンシューマー向けCPUを含む、WiFiやチップセットなど幅広い製品に対して値上げを実施することを明らかにしていましたが、ついにコンシューマー製品の主流でもあるAlder Lake-S系CPUについて10%の値上げを実施することが確実となりました。
| CPU名 | オリジナル価格(USD) | 新価格(USD) | 値上げ額 | 値上げ率 |
|---|---|---|---|---|
| Core i9-12900K | $589 US | $648 US | +$59 | 10.0% |
| Core i9-12900KF | $564 US | $620 US | +$56 | 9.93% |
| Core i9-12900 | $489 US | $538 US | +$49 | 10.0% |
| Core i9-12900F | $464 US | $510 US | +$46 | 9.91% |
| Core i7-12700K | $409 US | $450 US | +$41 | 10.0% |
| Core i7-12700KF | $384 US | $422 US | +$38 | 9.90% |
| Core i7-12700 | $339 US | $373 US | +$34 | 10.0% |
| Core i7-12700F | $314 US | $345 US | +$31 | 9.87% |
| Core i5-12600K | $289 US | $318 US | +$29 | 10.0% |
| Core i5-12600KF | $264 US | $290 US | +$26 | 9.85% |
| Core i5-12600 | $223 US | $245 US | +$22 | 9.87% |
| Core i5-12500 | $202 US | $222 US | +$20 | 9.90% |
| Core i5-12400 | $192 US | $211 US | +$19 | 9.90% |
| Core i5-12400F | $167 US | $184 US | +$17 | 10.1% |
| Core i3-12300 | $143 US | $157 US | +$14 | 9.79% |
| Core i3-12100 | $122 US | $134 US | +$12 | 9.84% |
| Core i3-12100F | $97 US | $107 US | +$10 | 10.3% |
値上げされた価格は既にIntel CPUの仕様などを掲載している公式サイト、Intel Arkにて既に反映がされています。値上げは第12世代のAlder Lake-Sすべてが対象となっており、9.79%~10.3%の値上げ率になっています。
最も大きな値上げとなったのが、元値が高いCore i9-12900Kで$589から$648と$59、日本円では約8000円の値上げが行われています。
ミドルレンジモデルとして人気の高いCore i5-12400についても値上げが行われており、値上げ額は$19、日本円で約2500円となっています。
この値上げについては現時点ではAlder Lake-S系CPUのみが影響を受けていますが、Intelでは2022年10月から発売開始されたRaptor Lake-Sについても遅くとも2023年Q1（3月末）までに値上げが計画されているようですが、具体的な値上げ率などの情報は現時点では明らかにされていません。
Intel Raptor Lake-Sの新モデルが発売開始。オススメはCore i5-13500
Raptor Lake-Sの追加モデルに関しては既に発売がされている上位モデルより下位モデルの方が高価と言う例があります。
例えばCore i9-13900Kが90,480円に対して、下位モデルのCore i9-13900が104,800円で販売されています。そのため、2022年10月に発売がされたCore i9-13900Kなどオーバークロック機能が付与されたモデルに関しては円安など為替レートの反映を含めて20%近い値上げが行われる可能性はありそうです。
なお、現時点ではCore i5-12400など主要なAlder Lake-S系CPUで目立った値動きは行われていませんが、新たに出荷される分では10%の値上げが反映された状態になると考えられます。そのため、旧価格で仕入れた在庫がなくなるタイミングで10%の値上げが行われると見られるため、Alder Lake-S系CPUで買い替えなどを検討している人はCPUだけでも早めに買っておいた方が良いかもしれません。
すぐに買えるかは分かりませんが、新型PS5と言われている『CFI-1200』のエントリーがAmazonで開始されていますので、欲しい方は早めのエントリーする事がオススメです。
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