もっと詳しく

「本音を言うとね、書きたいものなんてないんですよ」。そう言って朗らかに笑うのは、作家の阿刀田高さん。文筆生活60年を迎え、これまでに発表した小説は900編を超える。「職業だから一生懸命書くし、書く以上は自分の好みにあったものを、と思うんだけど」。そんな小説の「名匠」が作家としての来し…