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<p>積雪 24時間64センチ増加も 函館など平年比2倍超 雪崩や屋根からの落雪に注意(気象予報士 日直主任)</p><p>【積雪 24時間64センチ増加も 函館など平年比2倍超 雪崩や屋根からの落雪に注意】 3日火曜は、北陸から北の日本海側では雪が降り、積雪がグンと増えた所もあります。1..</p><p>3日火曜は、北陸から北の日本海側では雪が降り、積雪がグンと増えた所もあります。15時の積雪は、北海道夕張市では2日月曜の同じ時間より64センチも増えました。函館市や山形県尾花沢市は、平年の2倍以上です。積雪の多い所では、雪崩や屋根から落ちる雪に、十分な注意が必要です。</p><p>3日火曜は、冬型の気圧配置となり、北陸から北の日本海側では、雪やミゾレが降りました。2日月曜に比べて、積雪がグンと増えた所もありました。 北海道夕張市では、3日火曜15時の積雪は110センチと、2日月曜15時の積雪46センチに比べて、64センチも増えました。青森県八甲田山系の酸ヶ湯では、3日火曜15時の積雪は232センチと、2日月曜15時の積雪181センチに比べて、51センチ増加しました。 関東でも、北部の標高の高い所では、積雪が増えています。群馬県みなかみ町藤原では、3日火曜15時の積雪は108センチと、2日月曜15時の積雪97センチに比べて、11センチ多くなりました。 また、山形県尾花沢市では3日15時の積雪が162センチと、平年の積雪58センチの2倍以上です。北海道では、市街地でも、積雪が平年より多くなっている所があります。函館市では3日15時の積雪が33センチと、平年の積雪13センチの2倍以上です。 積雪の多い所では、雪崩や屋根から落ちる雪に、十分お気をつけください。 雪が積もると、「なだれ」が発生しやすくなります。「なだれ」とは、斜面に積もった雪が、重力によって下に滑り落ちる現象ですが、種類が2つあります。 1つは「表層なだれ」です。これは、山に積もっている古い雪の上に、新たに積もった雪が滑り落ちる現象です。1、2月頃の寒さが厳しい冬の時期に、山の急斜面で発生しやすく、雪庇や吹きだまりができている斜面で多く発生します。 もう1つは「全層なだれ」です。こちらは、山に積もった雪が、全て滑り落ちる現象です。気温が上昇する春先に、雨が降った後や、フェーン現象などで気温が上がった時に多く発生し、斜面の上の固くて重い雪が、流れるように滑り落ちます。過去に雪崩が発生した斜面や、積雪に亀裂が入っている所では、特にご注意ください。</p>