この記事を見ているあなたは、過去に「人間関係に疲れた」、「自分を肯定できない」、「人と接するのが苦手」などの理由から、自分ではどうすることもできずニートにってしまったのではないですか?
しかし、このままでは駄目だと気付き、そろそろニートから卒業したいと考えて、この記事にたどり着いたのでしょう。
フリーランスといえば、少し前まではマイナスイメージがありましたが、2021年のコロナ拡大を受けてリモートワークが推奨されたことで、在宅で稼げるフリーランスの人口が急増しました。
そう、在宅で稼げるフリーランスは、ニートとはとても相性がいいんです。
この記事では、そんなあなたのために、ニートから卒業してフリーランスになるための攻略法を紹介したいと思います。
フリーランスは当たり前の時代
下記グラフは、 ランサーズ_PR 「新・フリーランス実態調査 2021-2022年版」が公開しているフリーランスの実態調査結果です。
2021年のコロナ拡大に伴い、フリーランスの人口と経済規模の両方が大幅に増加していることが分かります。
もはやフリーランスは当たり前の時代に突入しており、ネットでのやり取りだけで仕事を完結させ、普通のサラリーマンより多い収入を稼いぐ人も数多く存在します。
在宅で稼げるフリーランスの職業
在宅で稼げる職業としては、WEBデザイナー、動画編集、エンジニア(プログラマ)、WEBライター、WEBマーケターなどがあります。
職業 | 仕事の内容 | 難易度 |
---|---|---|
WEBライター | ブログ等の執筆 | 低 |
動画編集 | YouTube等の動画編集 | 低 |
WEBデザイナー | サイトのデザイン | 中 |
WEBマーケター | オンラインによる商品・サービスの販売サポート | 中 |
エンジニア(プログラマ) | Webサイト向けのプログラミング | 高 |
いずれの職業もパソコンがあれば在宅で十分に成果を出せるものばかりですが、エンジニア(プログラマー)などはある程度の専門知識が必要なので、未経験の場合はかなりハードルが高いものになります。
ちなみに、サラリーマンの副業として注目を浴びているアフィリエイトも選択肢として考えられますが、こちらは収入を得られるまでに十数か月~数年程度の期間が必要です。
また、アフィリエイトマーケティング協会が2022年に実施した調査結果によると、全体の81%が10万円未満の収入しか得られておらず、そのうち32.6% は無収入であるため、生計を立てるには勧めできません。
フリーランスになるための手続き
フリーランスは「個人事業主」であるため、以下の手続きが必要です。
- 開業届の提出
- 銀行口座の準備
- 健康保険・年金関係の手続き
- 確定申告の準備
開業届の提出
開業届はしなくても構いませんが、税制の優遇処置を受けるためには必須です。
所轄の税務署に開業届を提出しておけば、確定申告時に「青色申告」を選ぶことで、最大65万円までの税金控除が受けられます。
銀行口座の準備
発注主(クライアント)からの報酬を振り込んでもらうための銀行口座を用意しておきます。
健康保険・年金関係の手続き
将来のことを考えて、国民健康保険と国民年金に加入しておきましょう。
区役所や市役所の窓口で手続きが可能です。
確定申告の準備
1年間の所得金額に応じた税金を納めるために、翌年の2月中頃~3月中頃の間に「確定申告」を行わなければなりません。
「確定申告」をするためには、収入(売上)と経費の記録が必要ですが、ネットで使える会計ソフトを利用することで、簡単に済ませることができます。
私が使っているのは「弥生会計」というクラウドアプリですが、「白色申告」は無料、「青色申告」は月額1000円程度で利用できます。
フリーランスに必要な心構え
フリーランスは自由な働き方が可能で、会社勤めに比べて収入アップが見込め、さらに人間関係のストレスから解放されるなどメリットも多いですが、逆にデメリットもあります。
例えば、社会保険や国民年金、確定申告など、会社勤めの場合は必要なかった作業は、全て自分が行わなければなりません。
また、有給休暇も関係ないため、病気になると収入が途絶えてしまいます。
すべては自己責任、自己管理となるため、将来に備えて貯蓄を増やすなどの対策も必要です。
メリット | デメリット |
---|---|
自由な働き方ができる 収入アップが目指せる 税制の優遇が受けられる 人間関係のストレスか軽減 満員電車のストレスから解放 休日の調整がやりやすい 定年がない 地方での生活も検討できる |
生活リズムの乱れ(時間の使い方は自由) 収入が不安定(仕事の確保が必要) スキルアップは全て有料(セミナーは自腹) 有給休暇が無い 社会的信頼性が低下する(クレカが作りにくい) 健康や年金が全額負担になる 情報の入手が困難(自分で取りに行く) |
フリーランスになるための攻略法
私が考える攻略法は以下の通りです。
- 自分の得意不得意、興味の有る無しを考慮して職業を選ぶ
- スキルを身に付ける
- クラウドソーシングとエージェントの二股で案件を確保する
職業を選ぶ
自分の得意不得意、興味の有る無しを考慮しつつ、仕事を選びます。
仕事によって必要な機材(パソコンのスペック)やソフトの価格が変わりますので、おおよその目安をまとめておきました。
職業 | 選択ポイント | 必要なもの |
---|---|---|
WEBライター | 文書を書くことが苦にならない。 将来、アフィリエイトを考えている。 |
・数万円程度のパソコン |
動画編集 | 動画編集に興味がある。 ゲーミングPCを持っている、又は 10万円~20万円のPCを購入予定の人 |
・ある程度性能の良いパソコン (最低でも10万円以上) ・動画編集ソフト (数万円程度) |
WEBデザイナー | デザインに興味がある。 | ・ある程度性能の良いパソコン (10万円以上) ・Adobe Creative Cloudの契約 (月額5,680円/税別) |
WEBマーケター | マーケティングに興味がある。 将来、アフィリエイトを考えている。 |
・7~8万円程度のパソコン |
エンジニア(プログラマ) | Webサイト向けのプログラミング | ・7~8万円程度のパソコン |
スキルを身に付ける
職業を選んだら、あとはスキルを身に付けることです。
既にスキルを持っている場合は問題ありませんが、そんな人はごく少数なので、何らかの方法で身に付ける必要があります。
もし、自分で勉強することが得意で、スキル習得までに時間を掛けられるのであれば独学という道もあります。
しかし、あなたが出来るだけ早くフリーランスでの独り立ちを望むなら、スクールの活用を前向きに検討すべきです。
スクールの費用は高額という印象はあるかもしれませんが、専門学校に通うことを比べたら、期間も費用も半分以下です。
仕事を受ける以上、中途半端なことは出来ませんから、ここは自己投資というか、必要経費として考えましょう。
クラウドソーシングとエージェントの二股で案件を確保する
スキルが身に付いたら案件を獲得することになりますが、ここはクラウドソーシングの活用と、フリーランス専門のエージェントを活用する二股戦略です。
簡単に始められるのがWebライターや動画編集ですが、簡単なものは単価が安く設定されており、単発の案件も多いため、高単価の案件を継続的にもらうには、クラウドソーシングは不向きです。
理由は、クラウドソーシング市場ではフリーランスやサラリーマン副業が溢れ返っており、売り手市場になっているからです。
その点、フリーランス専門のエージェントは単発案件もありますが、高単価な継続案件も数多く持っています。
何よりも自分のスキルや現状に合った案件を、エージェントと相談しながら決めることが出来る点が大きいです。
まず当面の収入を得るためにクラウドソーシングを活用しつつ、並行して高単価な案件や継続的に発注してもらえそうな案件をエージェントを活用して探しましょう。
スキルを身に付ける具体的な方法
独学のポイント
習得したいスキルをネットで検索すれば、ブログやYouTubeで山の様にヒットします。
ただ、ネットの場合は情報の鮮度が古いものも多く、新しい情報かどうかを見極める能力が必要です。
また、初心者が陥りやすい点として、「断片的な知識の習得になりがち」という問題があります。
「断片的な知識」の問題点は、全体像を捉えることができないため、理解に時間が掛かったり、誤解したまま先に進んでしまうことです。
結果的に、かなり遠回りなルートで学習することになります。
WEBライター、動画編集、WEBデザイナーであれば、それでも何とかなりますが、エンジニア(プログラマ)の場合はそういう訳にはいきません。
職種にこだわりがなければ、エンジニアは避けた方が無難でしょう。
より高額収入を目指すなら、スクールを活用しよう
WEBライター、動画編集、WEBデザイナーは比較的簡単だと言いましたが、言い換えるとライバルも数多く存在します。
同じ仕事で人より多くの収入を得たいなら、他人よりも多く働くか、他人には無いスキルが必要です。
簡単に始められて簡単に案件が獲得できるものほど、スキルの有る無しで1案件当たりの単価が違ってきます。
仕事を通してスキルアップするという考えもありますが、それは会社に勤めて先輩と一緒に仕事をする中で自然と身につくものです。
将来、本気で高収入を目指すのであれば、スクールに通う程度の自己投資は覚悟しましょう。
フリーランス育成スクール ウェブフリ
ウェブフリはフリーランスを専門とするスクールですが、カリキュラムの中で実案件を獲得し、収入を得ることが可能です。
カリキュラムを通して案件獲得方法~納品までの一連の流れを経験できるため、卒業後もその延長上で稼ぐことが出来ます。
コースは「SEOライティング」、「SNS運用代行」、「動画編集」、「WEBデザイン集中」、「映像制作」、「SNSマーケティング」、「制作会社特化の」の7種類、プランは4ヶ月、6ヶ月、10ヶ月の3種類が用意されています。
受講費用については分割が可能で、支払い方法は相談に乗ってくれます。
無料のカウンセリングを行っているので、是非疑問をぶつけてみてください。
仕事(案件)を獲得する具体的な方法
クラウドソーシング
2022年12月において、実に多くのクラウドソーシングが設立されています。
いずれも登録は無料ですが、案件を遂行して報酬が得られた場合、システム利用料という形で報酬から徴収されます。
システム利用料は会社によって、あるいは報酬金額、受注形態によって異なりますが、おおよそ5%~20%の範囲内で徴収されます。
クラウドワークス | 日本最大級のクラウドソーシング 国内シェア、ワーカー数とも業界一位 |
ランサーズ | 仕事ジャンルは350種類以上 一般的な受注形式の他、受注者が作成したメニューを 発注者に購入してもらう形式もある |
Anycrew(エニィクルー) | 実績が無くても仕事が受けやすい キャリアやスキルアップにつながる案件が豊富 |
クラウドテック | リモート案件97% 登録社数74万件 |
coconala(ココナラ) | スキルを出品し、購入してもらう方式 |
クラウディア | 手数料が業界最安(3%~) |
Bizseek(ビズシーク) | 手数料が安価(5%~) 歴史が浅いため、案件が確保しやすい |
サグーワークス | WEBライティング特化型 総ライター数:約29万人 |
Shinobiライティング | WEBライティング特化型 登録ライター数:約50万人 |
ライターステーション | WEBライティング特化型 医療や健康系、美容系の記事が多い 課題文提出による審査あり |
ママワークス | 育児世代の主婦向けの在宅ワーク・副業 |
シュフティ | 主婦向けの在宅ワーク・副業 |
クラウドソーシングは、誰でも簡単にできるものから、特別のスキルを必要とするものまで幅広い案件を取り扱っています。
更に、ライティングのみ、主婦向けなどに特化した案件を扱う会社も登場しています。
気を付けておきたいポイントとしては、自分が今持っているスキルに合わせて選ぶことが出来る反面、人気のある案件はライバルも多いため、必ずしも自分が狙っている案件を獲得できる訳ではないということです。
特別なスキルを必要としない案件においては、売り手市場という理由から単価が安く設定されているものも多く、思ったほど稼げないというケースもあります。
フリーランス専門エージェント
就職/転職専門のエージェントは、仲介した人物が依頼主の企業に就職した時点で、成功報酬という形で支払われます。
フリーランス専門エージェントの場合は、仕事の依頼主とワーカー(仕事を請け負う人)の間に入り、おおよそ報酬金額の5%~20%の範囲内で仲介料として徴収されます。
仕事を依頼される側は仲介料についてあまり意識することはありませんが、エージェントが提示した報酬金額は、既に仲介手数料が引かれた金額になっていることは知っておきましょう。
誤解しないで欲しいのは、転職/就職エージェントは紹介した人物が就職すれば終わりですが、フリーランス専門エージェントは案件獲得後もずっとサポートが継続されるという点です。
サポートの範囲は幅広く、獲得した案件に関する相談ごとから、開業届や青色申告等、税務関係に至るまで、フリーランスとして活動する上で必要となる様々な事も含みます。
丁度タレントがタレント事務所に所属して仕事をするようなイメージでお考えいただければ分かり安いでしょう。
仲介手数料はそのための費用だと考えれば納得できます。
フリーランス専門エージェント「join」
さて、フリーランス専門エージェントはいくつかありますが、例えば「join」というエージェントは、エンジニア、デザイナー、ディレクターなど、幅広いスキルと業種の中から、本人の希望に沿った案件を紹介してくれます。
会員登録は無料で、会員の平均収入は何と月60万円です。
どんな案件があって、どんなスキルがあればどれくらい稼げそうかなど、聞けば教えてくれるので、 是非一度相談してみてください。
まとめ
この記事では、ニートからフリーランスになるための攻略方法として、以下の3点について、具体的な方法も含めて紹介しました。
- 自分の得意不得意、興味の有る無しを考慮して職業を選ぶ
- スキルを身に付ける
- クラウドソーシングとエージェントの二股で案件を確保する
冒頭でも申しましたが、今はフリーランスになる人が急激に増えてきており、それに伴うサービス(クラウドソーシング、フリーランス専門エージェント)も充実しています。
いつまでもニートではいけないと気付いた今だからこそ、積極的に行動してほしいのです。
人間関係や通勤、時間的制約のストレスから解放され、且つサラリーマンより高い収入が得られるフリーランスは、ニートを卒業して独り立ちするために最適な職業だと言えます。
是非この機会に、新しい世界に一歩踏み出してください。
ニートから卒業し、独立して生き生きと人生を謳歌できる最大のチャンスを、どうか見逃さないでください。
あなたの成功を心より願っています。