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AMDでは2023年1月開催のCES2023にて3D V-Cacheを搭載したRyzen 7000X3Dシリーズの発表を予定していますが、今回このRyzen 7000X3Dで登場するモデルのコア数や動作クロックに関する情報が出現しました。

3D V-Cache搭載、Ryzen 7000 X3Dは16コア、12コア、8コアの3モデル登場。TDPは170Wで動作クロックは通常版並みに

AMD Ryzen 7000X3D series reportedly feature 16, 12 and 8-core models, coming January 2023 – VideoCardz.com

韓国のテック系メディアQuasarZoneでは独自のソースから2023年1月に発表される3D V-Cache搭載のRyzen 7000X3Dに関する情報を入手したとの事です。

QuasarZoneの情報をまとめたHarukaze5719氏によると、Ryzen 7000 X3Dは16コア、12コア、8コアの3モデル構成でラインアップが予定されているとの事です。

16コア、12コアに関してはCCDを2基、8コアモデルはCCDを1基搭載になると見られています。

キャッシュ容量はCCD1基辺りCPU側がL2の8MB、L3の32MBに加えV-Cacheが64MBで合計104MB搭載されます。これが16コアと12コアを搭載するRyzen 9 X3D系ではCCDを2基搭載するため、キャッシュ容量は208MB搭載する事になり、Ryzen 7 5800X3Dの合計100MBに比べると2倍以上に増えています。

動作クロックに関してはRyzen 7 5800X3Dでは通常のRyzen 7 5800Xに比べてベースクロックは400 MHz、ブースト時は200 MHz引き下げられていましたが、Ryzen 7000 X3Dでは通常モデルとほぼ同等で動作すると見られており、Ryzen 9 7950X3Dであれば最大5.7 GHzでの動作も可能なようです。

Ryzen 7000X3Dに関してはwccftechはTDPに関する情報を独自に入手しているようですが、既にTDPが170Wで設定されている16コア、12コアモデルに加えて8コアモデルもTDPが170Wに設定がされるようです。

 

AMDの3D V-Cacheを搭載するRyzenについては、Ryzen 5000シリーズの時は8コアモデルのみ登場でしたが、Ryzen 7000X3Dからは12コアや16コアを追加するという事でハイエンドCPUを求めるユーザーもターゲットとしているようです。

Ryzen 7000シリーズに関しては最上位モデルのRyzen 9 7950XがIntelの最新鋭、最上位モデルのCore i9-13900Kとほぼ同等性能に位置していますが、Ryzen 9 7950XをX3D化することで少なくともゲーミング時の性能については大幅なリードを奪る事が可能と見られていますのであまり売れておらず値下げ販売までされているRyzen 7000シリーズの汚名返上が出来るのか注目です。

あとRyzen 7000X3D系が出るのは知ってはいましたがRyzen 9 7950Xを買った身からすると16コアのRyzen 9 7950X3Dの登場は正直複雑ですね。CPUだけ買い替えようかな・・・


すぐに買えるかは分かりませんが、新型PS5と言われている『CFI-1200』のエントリーがAmazonで開始されていますので、欲しい方は早めのエントリーする事がオススメです。

 

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