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23歳で「阿房宮賦」を詠って、国の盛衰興亡の理を説いた杜牧。始皇帝が統一した秦が滅亡したのは、贅沢と享楽に陥った朝廷のせいであって、決して天下の大勢のせいではないと言った。虚弱な晩唐の朝廷が、この歴史の教訓を忘れれば、不幸は繰り返されるだろうという忠義心を詠いあげたのだ。当時、科挙…