もっと詳しく

<p>家事をしない!? 三が日にやることやらないこと。(季節・暮らしの話題 2023年01月02日) – tenki.jp</p><p>【家事をしない!? 三が日にやることやらないこと。】 2023年がスタートして早くも三が日もあと一日。忙しく過ごされた方も、寝正月だっ..</p><p>2023年がスタートして早くも三が日もあと一日。忙しく過ごされた方も、寝正月だった方も、いらっしゃるのではないでしょうか?それぞれのご家庭のライフイベントやスタイルがあり、すごし方は様々なことと思いますが、古来お正月には、歳神(としがみ)様という神様が、「福」を持って家を訪ねてきてくれるため、払ったり流れたりしないよう、「ハレ」の日である三が日は、掃除や水仕事、喧嘩はせずに過ごそうというゲン担ぎがあります。お節づくりや大掃除を大晦日にすませてしまい、新年は、親戚や親しい人と会ったりしつつ「福」を司る歳神様を大事にすることに集中する意味は、ご自身の今年の健康や幸福を願う時間と心の余裕(スペース)を意識的に作りだす風習ともいえるかもしれません。</p><p>お正月は、初日の出や書初めなど、やることがたくさんありますが、豊作や幸せを祈願した元旦の歳神様へのお供えのお下がりを頂くことから始まった「お雑煮」はもう頂きましたか? その名の通り、様々な具材を煮合わせることが語源といわれています。お供えのお餅や、豊作物、海産物を、新年に汲んできた水「若水」に、初めて灯した火で煮込んで食べたことから始まったそうです。 農林水産省のお雑煮のページには、全国のお雑煮が掲載されています。あなたの郷土のお雑煮はありますか?レシピも載っているので、ほかの郷土の雑煮に挑戦してみるのも面白いですね。各地の腕利きシェフのお雑煮レシピのサイトもあり、こちらもとても美味しそうです。 【北海道 鶏ガラだしお雑煮 】 北海道は、お雑煮の種類も多種多様。札幌では主に鶏がらベースで、焼いた角餅が入っています。具材は鶏もも肉、大根、にんじん、ごぼうの千切りなど。 【岩手 胡桃雑煮】 「くるみ雑煮」は「くるみ餅」ともいわれ、三陸沿岸の宮古地方で元日の朝に食べられる代表的な料理です。正月だけでなく、結婚式のお祝いや不祝儀の膳、特別なおもてなしの際の最高のごちそうとしてふるまわれます。 大根、にんじん、ごぼう、鮭、凍り豆腐などを入れたしょうゆ味の出汁汁に、焼いた餅を入れ、餅を食べる時には、そのまま汁わんから食べたり、別の器に入れた「くるみだれ」をからめるなどして、2種類の味が楽しめます。 【名古屋 シンプル雑煮】 餅は焼かずに、かつお出汁で煮て柔らかくします。戦国時代の激戦地であったことから、白い餅を焼くことが「城が焼ける」ことを連想させ、縁起が悪いとされたためです。具材は餅菜(小松菜の仲間)、醤油、塩で味を調えて、かつお節をのせるだけのシンプルなもの。愛知県内はもとより、近隣の広い地域で食べられています。 【京都 白味噌雑煮】 かつおと昆布出汁を使った白味噌仕立て。焼かずに煮た丸餅が入っています。具材は里芋、金時にんじん、大根など。これらはすべて丸く切り、「家庭円満」「物事を丸く収める」といった願いを込めています。かつお節をかけていただきます。 【鹿児島 海老雑煮】 特産物の、エビを焼いて乾燥させた香ばしい「殻付干し焼きエビ」で出汁をとり、具材にさつまあげを加えるのが特徴です。 干し焼きエビ、干し椎茸、昆布を一晩水につけてゆっくり旨味をだします。鹿児島の甘口醤油を使うとより現地の味になるようです。</p>