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<p>餃子で復活「東スポ」に学ぶ'必勝ブランディング'</p><p>「日付以外すべて誤報」と揶揄されつつも、愛される新聞「東京スポーツ」こと「東スポ」。昨今の新聞不況のあおりを受け、崖っぷちに立たされていました。しかし昨年、「東スポ餃子」がヒットし、窮地を脱します。奇想天外な新規ビジネスをどのように成功させたのでしょうか。</p><p>「東スポ餃子」プロジェクトを裏から支えた仕掛け人である有限会社戸田商事の鈴木英弘副社長は、「負ける戦はしません」と明言する。しかし、新事業にリスクは付いて回る。そもそも当初の投資資金はどのくらいの規…</p><p>縮小 食品通販サイト「ギョームー」で販売されている「東スポ餃子」。ウリであるニンニクは青森県産にこだわっている(写真:「ギョームー」サイトより) 「日付以外すべて誤報」と揶揄されつつも、愛されてきた新聞「東京スポーツ」こと「東スポ」。昨今の新聞・出版不況のあおりを受け、100人規模の早期退職者を募るなど、崖っぷちに立たされていた。しかし2021年、突如「東スポ餃子」を売り出しヒット。その後も「東スポからあげ」や「東スポポテトチップス」などを発売し、ヒットを重ねている。そのポジションと愛すべきキャラクターを逆手に取った見事なブランディングで、“東スポブランド”を確立することに成功したのだ。 オールドメディアによる“果敢な挑戦”は、メディア界のみならず、ビジネスパーソンたちを勇気づけた。“東スポブランド”は、どのようにつくられていったのか、関係者が当時を振り返る。本記事は、岡田五知信氏の著書『</p>