王毅前外相、中国外交トップに就任。　敵対勢力に容赦しない戦狼外交を継続へ

【北京＝吉田健一】中国共産党の 王毅ワンイー 政治局員（前外相）が、中国外交を統括する党中央外事工作委員会弁公室主任に、楊潔篪ヤンジエチー（よう・けつち）氏の後継として就任したことが１日、明らかになった。中国外務省が同日、王氏が同弁公室主任の肩書で外交の大方針について述べた文章をホームページ上に掲載した。

王氏はその中で、台湾問題は「中国の核心的利益の中の核心だ」と表明し、連携を強める米国と台湾をけん制。今後の外交方針では「外部勢力による内政干渉には決然と反撃し、国家の主権と安全、発展の利益を断固として守る」と強調した。３期目の 習近平シージンピン 政権下でも、敵対的とみなした相手を威嚇する「戦狼外交」を始めとする、中国の強硬な外交姿勢が維持されそうだ。

中国の国会にあたる全国人民代表大会の常務委員会は昨年１２月３０日、駐米大使だった 秦剛チンガン 氏を王氏の後任の外相に任命していた。

王毅・前外相、中国の外交トップに…「戦狼外交」維持の見通し

【読売新聞】　【北京＝吉田健一】中国共産党の 王毅 （ ワンイー ） 政治局員（前外相）が、中国外交を統括する党中央外事工作委員会弁公室主任に、 楊潔篪 （ ヤンジエチー ） （よう・けつち）氏の後継として就任したことが１日、明らか

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