2月2日、静岡県の富士スピードウェイで、スーパーGT GT500クラスに参戦する7台の車両が参加し、日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)主催のメーカーテストがスタートした。トヨタGRスープラ勢は参加していないが、ニッサンZ GT500は3台、ホンダNSX-GTは4台が参加し、オフのメーカーテストが本格化している。
1月24日には鈴鹿サーキットで8台が参加してメーカーテストが行われたが、それから1週間強という日程となる2月2〜3日、富士スピードウェイでは7台が参加してのメーカーテストが行われている。初日となった2月2日は曇り空のなか10時から走行が行われたが、ピットレーンには雪が残っているものの、それほど冷え込みは強くないなかでのスタートとなった。
今回参加した車両のうち、ニッサンZ GT500勢は鈴鹿に続いての参加となったTEAM IMPULの1号車、NDDP RACINGの3号車、NISMOの23号車という3台。すでに発表されているとおりのラインアップのドライバーが乗り込んでいる。カラーリングも鈴鹿同様2022年のものがベースとなっているが、1月29日にクラフトスポーツからスポンサー活動終了が発表された3号車は、そのクラフトスポーツのロゴがない状態での走行となった。
一方、ホンダNSX-GT勢は4台が参加した。今季大きく体制が変更されたホンダ勢だが、注目を集めたのはARTAだ。今季はM-TECとタッグを組み2台のARTA無限NSX-GTを走らせるが、今回のテストにはカーボン地にARTA等のロゴが入った状態で登場した。カーナンバー、ドライバーネームの他は2台のカラーリングはほぼ同じ。サイドミラーがオレンジ(8号車)かブラック(16号車)かが見分けるポイントとなっている。
太田格之進が加わったModulo Nakajima Racingの64号車、コンビ継続となるTEAM KUNIMITSUの100号車は、2022年のカラーリングでの登場。100号車については、1月の東京オートサロンでオフ用カラーリングのSTANLEY NSX-GT[ST-23 P01G]がお披露目されているが、実際にテストカラーで走行するのは3月になりそうとのことだ。
ホンダ勢は4台とも今季初テストではあるが、7台が午前からタイヤウォーマーを使いながら精力的に走行を行い、開幕に向けた準備を進めた。なおこの日は平日ながら、コースサイドには開幕を待ちわびる多くのファンがテストの情報を聞き訪れており、関心の高さをうかがわせている。