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黒船”BYD”の日本正規ディーラーがついにオープン

BYD正規ディーラー日本一号店となる「BYD AUTO東名横浜」。車なら東名高速道路の東名横浜インターからものの5分で到着。公共交通機関の利用でも東急田園都市線南町田グランベリーモール駅から徒歩10分と好立地だ。

中国のEVメーカー「BYD」の日本正規ディーラーがついに本日2月2日よりオープンする。日本1号店となるのは神奈川県横浜市緑区に居を構える「BYD AUTO東名横浜」だ。今回、その実店舗をオープン前に内覧する機会に恵まれたので、店内の様子をレポートしたいと思う。

【写真26枚】BYD日本正規ディーラー1号店『BYD AUTO東名横浜』の詳細を写真で見る

店舗に入っての第一印象は明るく、クリーンな印象。ショールームには1月31日より発売開始となったBYDのe-SUV「ATTO 3」が展示されているほか、BYDの魅力を体験できる映像視聴スペースや、商談のためのカウンターが用意されていた。

商談カウンター。机上にはATTO 3のカラーサンプルが展示されていた。

また店舗に6kWの普通充電器が2基設置。今後50kWの急速充電器も設置されるということで、充電環境としても申し分なさそうだ。

なお、オープンからしばらくの間、購入の相談や試乗のためには事前に予約が必要とのことで、事前に電話かメールで問い合わせるの吉だろう。

リアル店舗でまずはBYDの国内認知を高めたい狙い

近年は実店舗を持たずオンラインでの販売に注力するメーカーも出始めている中で、こうしたリアルな店舗を持つ意義をBYD Auto Japanの代表取締役社長である東福寺厚樹氏に伺ったところ「お客様に店舗に来ていただいて、実際にクルマに触れて、見て、試乗してもらうことで、EVの良さを”体験”してもらい、その体験を通じて、BYDというブランドを数ある自動車メーカーの選択肢のひとつとして考えてもらえるような、そんな存在になれればと思っております」と述べていた。

販売台数目標についても、まずは具体的な数値を設けず、ブランドの認知度を高めることを最優先として注力したいとも語っていたが、現時点でも多くの問い合わせが入っており、こうした実店舗でクルマの良さを体感してもらえれば、おのずと販売台数も伸びてくるだろうとの見方を示していた。

さらに2025年までにディーラー網を国内100店舗まで拡大することを目標としており、続く2月23日(木)に「BYD AUTO 堺」がオープン予定となっている。

このようにBYDの日本市場に対する意気込みは想像以上に高く、今後の展開に期待したい。

■BYD AUTO 東名横浜店
住所:神奈川県横浜市緑区長津田町 5814-5
営業時間:10時~19時
定休日:火曜日・水曜日
電話番号:045-744-7455
Eメール:bydauto.tomeiyokohama@accel-co.jp

日本仕様のATTO 3は税込440万円から

展示されているATTO 3は正式な日本仕様(これまでメディアなどに貸し出されていた広報車はオーストリア仕様だった)ということで車内のインフォテイメントシステムなどは完全に日本語対応していた。カーナビにはゼンリンのデータナビが用いられるほか、「Hi BYD」の掛け声でエアコンやオーディオなどを音声コントロールすることも可能だった。



価格は税込み440万円からで、現状で装着できるオプションはETCとドライブレコーダーのみとなっているが、日本国内で需要の高いドアバイザーなどは順次対応していくとのこと。ユーザーへのデリバリーは3月以降を予定している。

【SPECIFICATION】BYD ATTO 3
■全長/全幅/全高:4,455mm/1,875mm/1,615mm
■車両重量:1,750kg
■ホイールベース:2,720mm
■駆動方式:FWD
■乗車定員:5
■モーター出力/トルク:150kW/310Nm
■電池容量:58.56kWh
■航続距離(WLTC):485km
■全国メーカー希望小売価格(消費税込み):440万円

投稿 これは思っていたより本気だぞ! 本日オープンの『BYD』日本正規ディーラー1号店『BYD AUTO東名横浜』へひと足先に行ってみた!!CARSMEET WEB に最初に表示されました。