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<p>「コンペイトウ」の繁殖に成功 兵庫・豊岡 – ライブドアニュース</p><p>【稚魚展示】「コンペイトウ」の繁殖に成功 城崎マリンワールド ダンゴウオ科の深海魚で、無数にある骨質のこぶが金平糖に似ていることが名前の由来。おいしそうな名前だが、食用ではない。担当者は「顔つきがかわいいので、施設の人気者になってほしい」と話した。</p><p>兵庫県豊岡市の海洋レジャー施設「城崎マリンワールド」が、ダンゴウオの仲間「コンペイトウ」の繁殖に初めて成功し、特別展「おいしい深海生物」コーナーで、稚魚を公開している。コンペイトウの稚魚展示は、関西で</p><p>兵庫県豊岡市の海洋レジャー施設「城崎マリンワールド」が、ダンゴウオの仲間「コンペイトウ」の繁殖に初めて成功し、特別展「おいしい深海生物」コーナーで、稚魚を公開している。 コンペイトウの稚魚展示は、関西では同施設だけ。担当者は「顔つきがかわいいので、施設の人気者になってほしい」と話している。28日まで。 コンペイトウの雄は体長約8センチ、雌は同約15センチに成長するダンゴウオ科の深海魚で、体表に無数にある骨質のこぶが金平糖(こんぺいとう)に似ていることが名前の由来。おいしそうな名前だが、食用ではない。多くは水深100メートル付近の砂地で生息するが、同900メートル付近で見つかることもある。 飼育員の伊藤公一さんによると、2年前の夏、但馬沖の水深200~300メートルの底引き網漁で、魚と一緒に雌雄の成魚約20匹が捕獲され、同施設に持ち込まれた。「雄は小さいので、通常の底引き網で一緒に揚がるのは非常に珍しい」という。 同施設ではこれまで雌の飼育は経験したが、ペアでの飼育は初めて。今回は繁殖を期待し、水槽内を生息場所の深海に近い水温4度前後にして慎重に世話を続けた。 雌は貝殻の中で産卵し、雄が孵化(ふか)するまで貝殻に入って保護するため、孵化の様子はわからなかったが、昨年11月、約100匹の繁殖に成功した。 昨年11月から、体長約7ミリの稚魚約20匹を水槽で公開。肉眼でようやく、つぶつぶの体表が確認できるが、かわいい表情が若い女性らに人気を集めている。 伊藤さんは「珍しいコンペイトウの稚魚をぜひ見てほしい」と話している。問い合わせは同施設(0796・28・2300)。</p>