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<p>台湾海峡の平和「中台双方の責任」 蔡英文総統が中国に呼びかけ</p><p>台湾海峡の平和「中台双方の責任」 蔡英文総統が中国に呼びかけ 台湾の蔡英文総統は、新年の談話を発表し、台湾海峡の平和と安定を維持するのは中台双方の共通の責任だとし、中国に対して台湾周辺での軍事活動の停止を求めた。</p><p>台湾の蔡英文総統は1日、新年の談話を発表し、台湾海峡の平和と安定を維持するのは中台双方の共通の責任だとし、中国に対して台湾周辺での軍事活動の停止を求めた。蔡政…</p><p>談話を発表する台湾の蔡英文総統=1日、台北(中央通信社=共同) 台湾の蔡英文総統は1日、新年の談話を発表し、台湾海峡の平和と安定を維持するのは中台双方の共通の責任だとし、中国に対して台湾周辺での軍事活動の停止を求めた。蔡政権は武力行使を含め統一圧力を強める習近平指導部への対抗姿勢を強める一方、対話も呼びかけ続けている。 蔡政権は「(中台は)互いに隷属しない」として中国が求める「一つの中国」を拒否。習指導部は蔡氏が呼びかける「対等な対話」に一貫して応じておらず、来年1月に予定される総統選での与党、民主進歩党(民進党)の追い落としを図る狙いだ。 中国はペロシ米下院議長が昨年8月に訪台したことを口実に台湾周辺での軍事活動を活発化している。蔡氏は「台湾周辺での軍事活動は両岸(中台)や地域の平和と安定を損なう」と強調。中台が対話と協力を促進することが「より多くの人々の安全と幸福につながる」と指摘した。 また新型コロナウイルス感染症に触れ、「両岸(中台)は同じ試練を経験してきた」と指摘。感染が急拡大する中国に「人道的立場から必要な援助をする用意がある」と呼びかけた。(共同) 特集・連載:</p>